チリ大統領に左派女性 決選投票 バチェレ氏返り咲き
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チリ大統領に左派女性 決選投票 バチェレ氏返り咲き
2013年12月16日 夕刊
【ニューヨーク=長田弘己】南米チリで十五日、大統領選の決選投票が行われ、即日開票の結果、中道左派の野党・左派連合ミチェル・バチェレ前大統領(62)が、与党・右派連合エベリン・マテイ前労働・社会保障相(60)を破り、当選した。
南米では、ブラジルのルセフ氏、アルゼンチンのフェルナンデス氏に並び、三人の女性リーダーが同時期に国政を担うことになる。
バチェレ氏は、法人税を引き上げて、大学無償化の財源に充てる教育改革や、軍政下に制定された憲法の改正などを主張し、貧富の格差拡大で、現政権への不満がたまる低中所得層から支持を集めたとみられる。
チリでは四年ぶりの左派政権復活で、南米で右派政権国は、コロンビアとパラグアイのみとなった。
選管の中間発表(開票率99・56%)によると、有効票のうちバチェレ氏が約62・2%、マテイ氏が約37・8%を獲得した。
バチェレ氏は、中南米で女性として初めて国防相に就任。二〇〇六年から一〇年の大統領在職時は女性年金の拡充を図るなど福祉政策を進め、八割を超える高支持率を維持したまま退任した。チリでは連続再選が認められないため、一期のみで退いた。
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