集団的自衛権、賛否割れる=横路・前原氏から意見聴取-民主
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集団的自衛権、賛否割れる=横路・前原氏から意見聴取-民主
民主党の安全保障総合調査会で意見表明する前原誠司元外相(中央)と横路孝弘前衆院議長(右)=15日午前、東京・永田町の参院議員会館
民主党は15日午前、安全保障総合調査会(会長・北沢俊美元防衛相)の総会を参院議員会館で開いた。安倍政権が目指す集団的自衛権の行使容認に向けた憲法解釈見直しについて党内からの意見聴取を行ったが、横路孝弘前衆院議長が反対論を展開したのに対し、前原誠司元外相は賛成を表明、安保政策をめぐる温度差が改めて鮮明になった。
この中で横路氏は「専守防衛の原則が崩れ、先制的攻撃論や攻撃的な兵器を持とうという形に(日本が)変わっていく」と強調。一方、前原氏は「安全保障の実効性を担保するには憲法改正の方がいいが、(改憲が)具体的な政治課題に上がってくるのか。現実的な視点が必要だ」と述べ、解釈の見直しを容認した。
民主党は、集団的自衛権に関する党見解を年内にまとめる予定。安倍政権に対峙(たいじ)する観点から、反対で集約すべきだとの意見が党内に強い。北沢氏は総会後、記者団に「2人の話を基礎に、集団的自衛権を認めればどんなことが想定されるのかを今後詰めていきたい」と述べた。(2013/11/15-11:57)
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