九条の会、秘密保護法案を批判「9条改正にもつながる」
http://www.asahi.com/articles/TKY201311160189.html
九条の会、秘密保護法案を批判「9条改正にもつながる」
2013年11月16日19時28分
【川端俊一】憲法を守ろうと訴える有識者や市民らが結成した「九条の会」の全国交流・討論集会が16日、東京都内で開かれ、国会で審議中の特定秘密保護法案に対する批判が相次いだ。
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約600人が参加。呼びかけ人で憲法研究者の奥平康弘さんは、1970年代に米国で政府のベトナム戦争の報告書を暴露した報道を例に、「国家の秘密が明らかになっても混乱は何も生じなかった」と指摘。「未来永劫(えいごう)、秘密を国民に明らかにしないようできる法律。9条改正にもつながる深刻なもの」と訴えた。
「密約」などの著書のある作家の沢地久枝さんは、自ら取材した沖縄返還時の日米密約問題に触れながら、「どこからどこまでを秘密にするのか。あまりに無限定で、政府がどんなことも秘密にできる法律は前代未聞だ」と批判した。
「九条の会」は作家の大江健三郎さんらの呼びかけで2004年に発足。全国各地で結成されている。
http://www.47news.jp/CN/201311/CN2013111601001946.html
九条の会「秘密保護法案廃案に 「憲法が形骸化」と反対する声
ノーベル賞作家大江健三郎さんらが呼び掛け人の護憲団体「九条の会」の第5回全国交流・討論集会が16日、東京都内で開かれた。特定秘密保護法案が成立すれば憲法が形骸化するとして、廃案に向け「結集して運動を起こす他ない」などと、同法案に反対する声が相次いだ。
機密を漏らした公務員らへの罰則を強める同法案に対し、奥平康弘東京大名誉教授(憲法)は、戦争につながる決定も秘密のまま行われる恐れがあると指摘。「修正すればよいという種類のものではない。憲法改正の外堀を埋める象徴的な意味がある」と強調した。
2013/11/16 18:51 【共同通信】
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