憲法解釈、5事例を議論…安保法制懇
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20131016-OYT1T01042.htm
憲法解釈、5事例を議論…安保法制懇
政府の有識者会議「安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会(安保法制懇)」(座長=柳井俊二・元駐米大使)が16日、安倍首相も出席して首相官邸で開かれ、現在の憲法解釈では支障が出る恐れのある5事例を示し、議論した。
事例集として示されたのは、〈1〉日本周辺有事のために活動する米艦などへの攻撃の排除〈2〉日本船舶の航行に重大な影響を与える海上交通路(シーレーン)の機雷除去〈3〉同盟国である米国を攻撃した国に武器を供給する船舶の臨検〈4〉国連の決定に基づく制裁措置(多国籍軍など)への参加〈5〉領海内に潜航する外国潜水艦への対処――の五つ。
第1次安倍内閣の際の安保法制懇に対する諮問事項は、「公海での米艦防護」「米国に向かうミサイルの迎撃」「国際的な平和活動での武器使用」「同じ国連平和維持活動(PKO)などに参加している他国への後方支援」の4類型に限定されていた。今回の事例集は、議論を分かりやすくするための例示という位置付けだ。
(2013年10月16日23時43分 読売新聞)
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