集団的自衛権行使の議論再開へ
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130907/k10014361001000.html
集団的自衛権行使の議論再開へ
9月7日 4時37分
集団的自衛権の行使を巡る政府の有識者懇談会は、今月17日にも議論を再開し、日本の安全保障に影響を及ぼすおそれがある場合には、同盟国のアメリカ以外の国が攻撃を受けた場合にも、集団的自衛権の行使を容認する方向で議論が行われる見通しです。
歴代の政府が憲法解釈上、許されないとしている集団的自衛権の行使を巡る、政府の有識者懇談会は、ことし2月以降開かれていませんが、今月17日にもおよそ7か月ぶりに議論を再開することになりました。
懇談会の柳井俊二座長は先月、NHKの番組で、「今までの政府見解は非常に狭すぎて、憲法が禁止していないことまで自制している。集団的自衛権の行使は国際法上も認められるし、憲法上も許されている」と述べています。
また、懇談会のメンバーによる非公式の会合では、日本と緊密な関係にある国が攻撃を受け、日本の安全保障に影響を及ぼすおそれがある場合には、同盟国のアメリカに限らず、集団的自衛権の行使を容認すべきだという意見が大勢で、再開後はこうした方向で議論が行われる見通しです。
懇談会は、年内にも報告書を取りまとめる意向で、安倍総理大臣は報告書を基に政府としての対応を検討する考えですが、与党内には憲法解釈の変更に慎重な意見もあり、懇談会の再開に伴って議論が活発化することが予想されます。
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