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2013年5月21日 (火)

橋下氏が慰安婦発言の撤回を拒否する理由

http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20130521-OYT1T00188.htm
橋下氏が慰安婦発言の撤回を拒否する理由

 日本維新の会の橋下共同代表が、いわゆる従軍慰安婦について問題提起しているのは、大別すると2点だ。

 第一は、1993年の河野官房長官談話が「あいまいにしている」(橋下氏)強制連行の有無だ。欧米諸国では、慰安婦を「性奴隷」(sex slave)と表現するケースが目立つ。この表現は、92年に慰安婦問題が外交問題化した際、「強制連行」だったとの記事や証言(その後信ぴょう性は否定)が出回ったため、「売春婦」(prostitute)とは異なるとして広まったとされる。しかし、軍や官憲が強制連行した事実を示す文書はこれまでに見つかっていないため、日本政府はこの表現は使っていない。河野談話の英文も、comfort womenという表記だ。

 強制連行と密接に絡む「性奴隷」の表現がいまも欧米諸国で広く使われているのは、政府が強制連行の有無をあいまいにしているからだ、というのが、橋下氏の主張だ。自らの簡易投稿サイト「ツイッター」でも、「性奴隷と慰安婦は全く別物」と強調している。

 第二は、「戦場の性」の問題だ。

 現代史家の秦郁彦氏の著作「慰安婦と戦場の性」(新潮選書)によれば、第2次世界大戦の参戦国は一様に「性病による戦力低下」と「若い兵士たちの性の捌(は)け口」に悩まされた。そうした中、日本だけが「性奴隷」国家呼ばわりされるのは納得できない、というのが橋下氏の指摘だ。

 橋下氏は20日、大阪府堺市でのパーティーで「なぜ日本だけが特別な性奴隷を利用していたと批判されるのか。世界各国の皆さんに、日本も悪いけれど、もう一度、戦場における性の問題、女性がどう扱われていたかしっかり考えてほしいと問題提起するために、あのような発言をした」と語った。

 橋下氏が、在沖縄米軍幹部に風俗業の活用を働きかけた部分は「不適切だった」と陳謝しながら、慰安婦に関する発言は「言っていることは間違っていない」として撤回を拒否しているのは、これら本質的な論点が置き去りにされ、「慰安婦は必要だった」といった部分的な発言が独り歩きしていることへの危機感が背景にあるようだ。
(2013年5月21日07時42分  読売新聞)

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