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許すな!憲法改悪・市民連絡会

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2013年5月 4日 (土)

産経紙:護憲派「5・3憲法集会」2013アピール全文

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2013050300451
護憲、改憲両派が集会=96条めぐり訴え-憲法記念日・東京

パレードで護憲を訴える共産党の志位和夫委員長(中央)と社民党の福島瑞穂党首(同左)ら=3日午後、東京都千代田区

 安倍晋三首相が改憲の発議要件を緩和するために憲法96条改正に意欲を示す中で迎えた憲法記念日の3日、反対する護憲派、賛成する改憲派それぞれの団体が都内で集会を開いた。
 護憲派は千代田区の日比谷公会堂で「5.3憲法集会」を開催し、約3500人(主催者発表)が参加した。
 共産党の志位和夫委員長は「安倍首相は(戦争放棄をうたった)9条改定の突破口として96条改定を押し出している」と反発。「絶対に許してはならない。暴走を止めよう」と声を張り上げた。社民党の福島瑞穂党首は「政権が都合よく憲法改正を発議できるようになる。多数決の横暴だ」と訴えた。
 集会後、JR東京駅に向かってパレード。足立区在住の地方公務員大島みどりさん(62)は「いてもたってもいられず参加した。反対と思ったら行動を起こさなくては」と語気を強めた。
改憲派の集会「新しい憲法をつくる国民大会」で万歳三唱する参加者ら=3日午後、東京都新宿区

 一方、改憲派は新宿区の四谷区民ホールで「新しい憲法をつくる国民大会」を開催。主催者発表で500人が参加し、96条から改めるべきだとする決議を採択した。
 日本維新の会の桜内文城衆院議員は「改憲勢力として国会で活動していく」と発言。自民党の秋元司衆院議員は「長年議論してきたことを形にしなければならない。必ず憲法改正することを誓う」と意気込んだ。
 参加した20代の新川実加さんは「改正に賛成。改正論議に触れることが大切で、論議の中で、憲法を身近で分かりやすいものにしていくべきだ」と語った。(2013/05/03-19:44)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130503/t10014354131000.html

憲法記念日 各地で集会
5月3日 18時33分
憲法記念日 各地で集会

憲法記念日の3日、各地で集会が開かれ、憲法を守る立場と憲法改正を求める立場からさまざまな意見が出されました。

憲法を守る立場から講演会や集会

憲法を守る立場の研究者でつくる団体は東京で講演会を開き、「96条が定める憲法改正の要件を緩めると、政権が変わるたびに憲法も変わることになりかねない」と訴えました。
この講演会は憲法を守る立場の研究者らで作る「全国憲法研究会」が東京の上智大学で開いたものです。
講演会では上智大学の高見勝利教授が「96条が憲法改正の発議に高い壁を設けているのは、その壁をやぶるだけの合意を得るまで真剣に議論を重ねよと求めているのであり、それを緩和すると政権が変わるたびに憲法が改正され社会が不安定になってしまう」と訴えました。
また、ゲストとして講演した歴史社会学者で慶應義塾大学の小熊英二教授は「憲法改正を求める声の背景には戦後日本の仕組みが経済など、さまざまな面で行き詰まっていることへの不安があり、それをきちんと見つめずに改憲派の意見を批判をしても建設的な議論にはつながらない」と指摘しました。
東京・日比谷では憲法を守る立場の団体が集会を開き、国会が憲法改正を発議する要件などを定めた憲法96条の改正の議論が出ていることへの危機感を訴えました。
集会は憲法を守る立場の8つの団体が開き、「96条の改正を突破口に、戦争をする国を作ろうとする動きが出て日本国憲法は重大な危機にさらされている。今こそ憲法の平和・人権・国民主権の原則を守っていくことが重要だ」などとするアピールを採択しました。
このあと、参加者は銀座でデモ行進を行い、横断幕などを掲げて「96条改正反対」や「9条を守ろう」などと訴えました。
参加した60歳の男性は「憲法は改正するための要件をわざと厳しくしているのにそのハードルを低くしようとすることに強い危機感を感じています」と話していました。
憲法改正求める立場から集会やシンポジウム

東京・新宿区では「新しい憲法をつくる国民会議」が集会を開き、研究者や国会議員などが憲法改正を求める立場から意見を述べました。
集会では清原淳平会長が「大災害などの非常時に、誰が指揮を執るのかなどの規定がない今の日本国憲法は本当に独立した国の憲法とは言えない」と述べました。
このあと、参加者は「震災などで国民は非常事態への対処が必要だと強く認識したが日本は一度も憲法を改正していない。まずは改正の手続きから緩和すべきである」として国会が憲法改正を発議する要件などを定めた憲法96条の改正を求める決議文を採択しました。
参加した60歳の女性は「とても勉強になりました。夏の参議院選挙ではきちんと憲法を改正しつつ、平和な国家を築いていける政治家を選びたい」と話していました。
また、憲法改正を求める立場の人たちが東京でシンポジウムを開き、改正を発議する要件などを定めた「96条」の改正が必要だと訴えました。
このシンポジウムは憲法改正を求める民間団体が東京千代田区で開いたものです。
シンポジウムでは団体の代表でジャーナリストの櫻井よしこさんが「尖閣諸島の領有権を巡る問題や北朝鮮の核武装の懸念など日本は危機的状況にある。こうした問題を解決するには憲法改正が必要で、96条が定めた憲法改正の発議要件を緩和する必要がある」と訴えました。
また、自民党の中谷元憲法改正推進本部事務局長は「96条を改正し、国民投票を通して1人1人に憲法の選択権を与えるべきだ」と主張しました。
参加した70代の男性は「国を守るためにも96条の改正は当然で、政治家にはもっと頑張ってほしい」と話していました。
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130503/plc13050321500021-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130503/plc13050321500021-n2.htm

【憲法記念日】
護憲派「5・3憲法集会」2013アピール全文
2013.5.3 21:49 (1/2ページ)[憲法・法律]
東京・銀座をパレードする護憲派の憲法集会参加者ら=3日午後

東京・銀座をパレードする護憲派の憲法集会参加者ら=3日午後

 護憲派市民団体などが3日開いた「5・3憲法集会2013」で採択されたアピールの全文は次の通り。

 年末の総選挙の結果、再登場した安倍内閣は前回の醜態のリベンジとばかりに、憲法改悪の策動を強めています。防衛費の増額、武器輸出3原則の緩和などをすすめながら、集団的自衛権の行使を可能にしようと、かつての「安保法制懇」を再起動させ、国家安全保障基本法の制定を企てるなど、究極の解釈改憲をすすめようとしています。また安倍政権はこの夏の参議院選挙で改憲発議に不可欠な3分の2の議席を獲得し、「天皇を元首」に「戴(いただ)いて」、「国防軍」で戦争をする国をつくるという自民党の「憲法改正草案」の実現にむけて、領土問題などで国際緊張を煽(あお)りながら、維新の会などと連携し、立憲主義を破壊し、憲法改悪を容易にする96条改憲を突破口にしようとしています。

 こうした安倍政権のもとで日本国憲法はいま重大な危機にさらされています。

 一昨年の東日本大震災と東電福島第一原発の爆発が多くの人びとにもたらした苦難と危機はいまだに解決のメドもついていません。にもかかわらず原発再稼働に踏み出しています。沖縄では「復帰」41年になる今もなお、米軍基地が集中し、オスプレイの強行配備や辺野古新基地の建設が強行されようとするなど、差別と圧政が続いています。私たちにとって、屈辱と従属の日である4・28を祝うなど、もってのほかです。安倍政権による労働者いじめ、消費税増税、社会保障の大改悪、TPP参加などによって、社会のいたるところで貧困と格差が拡大し、人びとの人権と暮らしが脅かされています。
このようなときこそ、憲法の平和・人権・国民主権の原則を守り、生かされることが肝要です。安倍政権の改憲策動は人びとの切実な願いに逆行するものです。

 私たちは2001年以来、5月3日の憲法記念日を軸にして、思想・信条、政治的立場の違いを超え、あらゆる憲法改悪の動きに反対し、憲法を生かし、実現するための広範な共同行動をすすめ、それは全国各地にもひろがっています。私たちは安倍政権が96条を手始めに全面的な改憲に乗り出した今日ほど、こうした共同が求められている時はないと確信します。

 本日、13回目の「5・3憲法集会」に参加した私たちは、安倍政権の改憲暴走を許さず、今こそ憲法を生かし、第9条を輝かせるため、いっそう力を合わせて、運動を強めることを呼びかけます。

 2013年5月3日   5・3憲法集会2013参加者一同
http://news.livedoor.com/article/detail/7647195/

憲法記念日 「96条」高まる議論 改憲・護憲派が各地で集会
産経新聞

    産経新聞
    2013年05月04日08時02分

 憲法記念日の3日、全国各地で改憲派や護憲派の団体が集会を開いた。

 憲法改正を目指す「『21世紀の日本と憲法』有識者懇談会」(民間憲法臨調、櫻井よしこ代表)は都内で公開憲法フォーラムを開き、各政党に対して、夏の参院選で「争点として憲法第96条改正問題を取り上げる」よう求める緊急提言を発表した。

 フォーラムでは、副代表の西修駒沢大名誉教授が「例年になく改憲のムードが高まっている。衆参各院の総議員の3分の2以上の賛成という96条の高いハードルを下げようとする動きを歓迎する」と述べた。

 また、産経新聞の近藤豊和編集長が講演し、4月26日に発表した産経新聞「国民の憲法」要綱のねらいについて「国家観を取り戻すことや平和は努力して勝ちとるものであることを重要視した」と説明した。

 シンポジウムでは、櫻井代表と自民党の中谷元(げん)憲法改正推進本部事務局長、日本維新の会の山田宏筆頭副幹事長、みんなの党の江口克彦最高顧問が、96条を先行させる形の憲法改正を主張。江口氏は「憲法改正には参院選での推進派の勝利が必須条件だ。自民、維新、みんなの3党で101議席を得なければならない」と述べた。

 都内で大会を開いた「新しい憲法をつくる国民会議」(自主憲法制定国民会議、清原淳平会長)は「まず、改正手続きから緩和すべきである」として、96条改正先行を求める決議を採択した。

 一方、護憲派は都内で「5・3憲法集会2013」を開き、「安倍政権の改憲策動は人びとの切実な願いに逆行する」とする憲法改正反対のアピールを採択した。集会に出席した共産党の志位和夫委員長は「96条改悪反対の一点で政党や政治的立場の違いを超え、すべての政党団体、個人が力を合わせよう」と訴えた。社民党の福島瑞穂党首は、自民党憲法改正草案について「為政者の為政者による為政者のための憲法だ」と批判を繰り広げた。

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