無料ブログはココログ

許すな!憲法改悪・市民連絡会

« 96条と環境権のセットに懐疑的…石破幹事長 | トップページ | 「安保」積極策へ転換論 政府・自民 防衛大綱見直し加速 »

2013年5月12日 (日)

歴史・憲法で軌道修正=参院選にらみ慎重対応へ-安倍政権

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol
歴史・憲法で軌道修正=参院選にらみ慎重対応へ-安倍政権

 歴史認識や憲法改正をめぐる安倍晋三首相の発言が内外に波紋を広げたことで、政権内に慎重な対応を求める声が出始めた。とりわけ、過去の植民地支配と侵略を認めて謝罪した1995年の村山富市首相談話を否定したとも取られかねない首相の国会答弁を、菅義偉官房長官が事実上修正。参院選で悲願の与党過半数確保に向け、波乱の芽を摘み取ろうと躍起になっている構図だ。
 「慎重に慎重に、もう少し慎重になれとみんなから言われている。慎重に実績を着実に残していく」。首相は10日の民放テレビ番組で「慎重」という言葉を4回繰り返し、安全運転に努める考えを強調した。
 これには伏線があった。首相発言より1時間ほど前、菅長官は記者会見で、村山談話について「全体を歴代内閣と同じように引き継ぐ」と言明。「内閣としてそのまま継承しているわけではない」とした首相の4月22日の国会答弁に実質的に修正を加えた。官房長官が首相の発言を改めるのは異例のことだ。首相に「慎重さ」を誰よりも求めているのが菅長官であることは間違いない。
 歴史認識に関し、首相は国会で「侵略の定義は定まっていない」とも答弁。これには中韓両国が反発しただけでなく、米国からも「歴史を直視していない」などの批判を招いた。しかし、首相は8日の参院予算委員会で、事務方が用意した「侵略を否定したことはない」との答弁案に言及しようとせず、自説へのこだわりを示した。
 こうした経緯を踏まえ、菅長官は10日の会見で「安倍内閣として侵略の事実を否定したことは一度もない」と強調。首相の「説明不足」を補った格好だ。「この話はこれでおしまいにしたい」。政府高官は、幕引きを急ぐ意向を示す。
 首相自身にも、「慎重に」との周辺の忠告に従おうとする姿勢はうかがえる。持論の憲法改正について、1日には訪問先のサウジアラビアで「(改憲要件を定めた)96条から始めたい」と言い切ったが、10日のテレビ番組では「最初の改正は慎重にやっていかなければならない」とトーンを弱めた。96条の先行改正論を懸念し、戸惑う公明党への配慮からだ。
 自民党からは、歴史認識に関する首相発言に「やり方が荒い」(閣僚経験者)と不満の声が上がり、改憲への前のめりの姿勢には「内閣支持率は7割でも改憲賛成は5割。普通にやれば参院選に勝てるのに、自分で難しい状況にしている」(ベテラン議員)と苦言が漏れる。首相が今後、口先だけでなく「慎重に」振る舞えるか、政権全体が注視している。(2013/05/12-15:51)

« 96条と環境権のセットに懐疑的…石破幹事長 | トップページ | 「安保」積極策へ転換論 政府・自民 防衛大綱見直し加速 »

「国内情勢」カテゴリの記事