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2013年3月 2日 (土)

同盟強化へ「成果」演出=首相待ち受ける重い宿題〔深層探訪〕

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130302-00000024-jij-pol

同盟強化へ「成果」演出=首相待ち受ける重い宿題〔深層探訪〕

時事通信 3月2日(土)8時24分配信

 ワシントンで22日(日本時間23日)に行われた安倍晋三首相とオバマ米大統領の初会談。政権奪還を果たした首相は「日米同盟の復活を内外に示したい」と意気込んで乗り込み、環太平洋連携協定(TPP)交渉参加など幾つかの課題で大統領が重視する「成果」を示してみせた。ただ、実現に向けたハードルが高いものもあり、帰国後の首相を重い「宿題」が待ち受ける。

 ◇手土産

 公式の会談を終え、昼食会を前にしたホワイトハウスの大統領執務室。日米の記者団が見守る中、大統領が「日本は最も密接な同盟国。強力な関係を構築していくことを楽しみにしている」と語り掛けると、首相も「同盟の強い絆は完全に復活したと宣言したい」と高揚感を隠さなかった。
 しかし、日本側が要望した両首脳の共同記者会見はついに開かれなかった。背景には、米側が日本に向ける厳しい視線もありそうだ。
 民主党政権の対米政策は迷走し、日米関係は一時冷却化。その間隙(かんげき)を突くかのように、中国は尖閣諸島周辺で挑発行為を活発化させ、韓国は竹島、ロシアは北方領土の実効支配を強めた。首相は民主党を「外交敗北」と厳しく批判し、政権復帰が決まった昨年12月、大統領に「1月に訪米したい」と電話で伝えた。
 しかし、米側は冷淡だった。従軍慰安婦問題で謝罪した1993年の河野洋平官房長官談話見直しに言及するなど、タカ派色の強い首相の再登板で、日本と中韓両国の関係悪化を懸念する声すらあった。むしろ、首相が見下す民主党の野田佳彦前首相が、懸案を着実に片付けようとしたことを評価。自民党が政権復帰しても「あいさつだけなら意味がない」とつれなかった。
 実務重視の大統領が求めているのは目に見える成果だ。2月訪米が決まると、首相官邸は「手土産」づくりに奔走。米側が繰り返し早期加盟を迫ってきたハーグ条約について、政府高官は「訪米前に加盟を決めたい」と、与党幹部に党内慎重派を説得するよう直談判するなどして、条約承認にどうにか道筋を付けた。
 「与党内プロセスは終了した。今国会で承認を得られるよう取り組んでいる」。首相は大統領に胸を張って報告した。

 ◇「空手形」の懸念も

 首相が用意した最大の「目玉」がTPPだった。貿易拡大を通じて経済を再生させたい大統領は、日本の交渉参加を期待。首相は訪米が近づくにつれて前のめりの発言を強め、水面下では米側と落としどころを探った。「聖域なき関税撤廃が前提でないことが明確になった」。会談で「聖域」の余地を残した共同声明をまとめた首相は、記者会見で交渉参加を事実上宣言した。
 もっとも、交渉参加に向けた国内調整の行方は見えていない。自民党反対派の「TPP参加の即時撤回を求める会」に名を連ねる所属議員は230人超。公明党も慎重姿勢を崩しておらず、首相が記者会見で言及した「一任」取り付けも手間取ることが予想される。
 首相が「具体的な対応」を大統領に約束した沖縄県の米軍普天間飛行場移設に至っては、地元の理解を得て円滑に手続きを進めるめどはまるで立たない。3月にも県側に移設先の埋め立てを申請する方針だが、仲井真弘多知事が「県外移設」を求める姿勢に変わりはない。沖縄を刺激して約束を「空手形」に終わらせれば、民主党政権への批判はブーメランのように首相に返ってくる。(ワシントン時事)

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