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2013年2月 2日 (土)

「安倍ノート」に教育再生の“宿題”は?

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http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130202/plc13020212000011-n4.htm

「安倍ノート」に教育再生の“宿題”は?
2013.2.2 12:00

 安倍晋三首相の所信表明演説に対する各党の代表質問が1日まで3日間、衆参両院の本会議で行われた。目を引いたのは、日頃はあまり取り上げられることの少ない教育問題の質疑だ。いじめ・体罰、家庭教育、幼児教育無償化、高校無償化への所得制限…。バラエティーに富んだ内容で、安倍政権の教育再生への意気込みをうかがわせている。

 「誰もが日本に生まれたことを喜び、誇りに思うことができる品格ある国家を作ることを目指し、すべての子供たちが未来を信じそれぞれの夢を実現できるよう、世界トップレベルの学力と規範意識を身につける機会を保障することが、教育の大きな目的であり国家の責任だ。教育再生はわが国の最重要課題だ」

 安倍首相は1月31日の衆院本会議で、自民党の中曽根弘文参院議員会長から自身の教育観を問われ、こう答えた。第1次安倍政権発足時も「教育再生」を柱に掲げており、当時の思いは忘れていないようだ。

 道徳教育に関しては「学校教育では人間として、してはならないことをしない、集団や社会の決まりを守るなど大切な指導内容を重点化、明確化するとともに、『心のノート』も十分に活用した指導に努めるなど、一層の充実を図る」と明言した。

 答弁の中にある「心のノート」とは道徳の副教材。小学校の低・中・高学年と中学校用の4種類あり、思いやりや友情の大切さなどを伝える内容だ。民主党政権の事業仕分けで「ムダ」と切り捨てられ、配布されなくなっている。

 当時、事業仕分けを取り仕切った行政刷新会議の幹部は「現場の校長に聞くと半分強は使われずに捨てられている」と理由を明かしていた。だが、そこには内容を改善して現場に使ってもらい、道徳教育の質を高めようという前向きな姿勢はなかった。

 安倍政権は早速、「心のノート」を復活。平成24年度補正予算案に約6億円を盛り込み、教育分野における「政権交代」を印象づけている。
道徳教育に関し、安倍政権にはやり残した“宿題”がある。それは「徳育の教科化」だ。第1次政権時に首相主導で設置した教育再生会議が打ち出したものの、文部科学省の諮問機関である中央教育審議会の部会で反対が相次ぎ、見送られた経緯がある。中教審メンバーの人選は文科省が決めており、実際は文科省が後ろ向きだったといえる。

 教育カリキュラムを定める学習指導要領において、「教科」の定義は(1)数値による評価(2)検定教科書の使用(3)中学以上の担当教員には教科ごとの免許を設ける-の3点が原則とされている。「道徳教育は性格上、数値での評価や担当教員の配置になじまない」というのが文科省が教科化に慎重だった理由だ。「特別教科」として新設する案も浮上したが、結局は「内心の自由をおかす」などのステレオタイプな忌避感から見送られたのだった。

 学校でのいじめや体罰問題が問題化している。安倍首相は1日の参院本会議で、自民党の橋本聖子参院政審会長の質問に対し「いじめ、体罰に起因して子供の尊い命が絶たれる痛ましい事案は断じて繰り返してはならない。内閣を挙げて取り組む」と表明した。道徳教育の充実でいじめ問題の全てが解決するわけではないが、一定の効果があることは論をまたないだろう。

 安倍政権は1月に「教育再生実行会議」を設置した。過去の教育再生会議という名称に「実行」という2文字を付け加えたところに、第1次政権期の提言を実現させるとの意欲をにじませている。

 当時は、官邸と文科省の間で連携がうまくいっておらず、教育再生会議の提言は言いっぱなしに終わってしまった側面が強かった。だが、安倍首相は今回、第1次政権時の下村博文官房副長官を文科相に、義家弘介教育再生会議担当室長を文科政務官に送り込んだ。この配置は、文科省をうまくグリップできなかった過去の教訓を生かそうという意図をうかがわせる。
安倍首相は6年前の退陣後、気づいた反省点や教訓をノートにメモし続けていたといい、1月29日のテレビ番組でも「反省すべき点は山ほどあった。何が悪かったかをずっと考え続けた。心の内を書いているので女房にも見せられない」と語っている。はたして『安倍ノート』には教育再生も触れられているのだろうか。

 《進歩とは反省の厳しさに正比例する》

 自動車メーカー「ホンダ」の創業者、本田宗一郎氏は生前、こんな名言を残したそうだ。安倍首相は「謙虚に丁寧に国政に臨みたい」と強調しているが、いまだ途上の教育再生を完遂できるかどうかは、反省の厳しさにかかっているのかもしれない。(小田博士)

◇…先週の永田町語録…◇

(1月28日)

 ▽結果を出す猫

 小泉進次郎自民党青年局長 仮に猫に見えるとしたら「結果を出す猫」だったらいいのではないか。(「参院選で勝つために安倍政権は猫をかぶっている」などの指摘に関し記者団に)

 ▽お金に火

 志位和夫共産党委員長 大型公共事業にお金をばらまくやり方は、お金に火をつけて暖を取っているようなものだ。その瞬間は暖まっても、借金の山が灰となって残る。(安倍政権の経済政策に関し記者会見で)

(29日)

 ▽女房にも

 安倍晋三首相 何が悪かったか、気持ちを整理する上でも書き留めた方がいいと思った。書いておいたことが役に立った。心の内を書いているので女房にも見せられない。(第1次安倍内閣の反省点を書き留めたノートについて民放番組で)

 ▽大変滑らか

 渡辺喜美みんなの党代表 内閣の支持率も上昇気味のようで、安倍晋三首相の所信表明演説も中身はどうであれ、お口は大変滑らかだった。(党役員会のあいさつで)

(30日)

 ▽化学反応

 小泉進次郎自民党青年局長 所属議員82人で動きながら考える中で、化学反応が起きて新しいものがぱっと出てくることもある。全力投球で頑張る。(安倍政権発足後初の青年局役員会後、記者団に)

 ▽楽しいわが家

 福島瑞穂社民党党首 狭いながらも楽しいわが家。浅沼稲次郎元社会党委員長の胸像も一緒に行く。新しいところで再スタートを切りたい。(民間ビルに移転した党本部に関し記者会見で)

(31日)

 ▽人間の習性

 麻生太郎副総理兼財務相 数が増えるとなんとなく割れてみたりしたがるのが人間の習性だ。その点では、きちっとまとまっていかなければいけない。(自民党派閥会合のあいさつで)

 ▽拍子抜け

 渡辺喜美みんなの党代表 政権交代の高揚感がない。答弁する安倍晋三首相も安全運転、議場も国対の指示なのか、おとなしくしている。ちょっと拍子抜けだった。(衆院本会議での各党代表質問の感想を記者団に)

(2月1日)

 ▽美しい地球

 安倍晋三首相 美しい地球を次世代の子どもたちに残すことは私たちの責任だ。低炭素社会の創出にも資する省エネや、再生可能エネルギー導入など地球温暖化対策をしっかりと推進していく。(参院本会議で答弁)

 ▽夏支度

 輿石東民主党参院議員会長 節分が近い。春はすぐそこまでだが、時宜を得た川柳は「永田町 春通り越し 夏支度」。参院選に向けてどの党も準備している。(党会合であいさつ)

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