都知事選:自民 候補者に猪瀬直樹副知事を推す声
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都知事選:自民 候補者に猪瀬直樹副知事を推す声
石原慎太郎氏(80)の東京都知事辞職から7日で1週間になるが、29日告示の知事選には有力候補が一人も名乗りを上げていない。主要政党が独自候補を擁立する目立った動きはなく、自民党内では石原氏が後継指名した猪瀬直樹副知事(65)を推す声が執行部周辺から出ている。ただ、党本部と都議団の間には温度差もあり、告示直前まで候補者が決まらない可能性がある。
自民党は6日、安倍晋三総裁も初めて加わって執行部と都連役員らが都知事選対応を協議した。出席者によると、候補者の名前は出ず、都連側が具体名を挙げた上で週内に再協議することが決まったという。石原伸晃都連会長は同日夕の参院議員パーティーのあいさつで「あす(7日)から名前を出して、都議会の皆様と共に候補を見つける」と述べた。
自民党執行部が気にかけるのが、猪瀬氏と都議会自民との関係だ。党としては政策的に猪瀬氏を推すことに問題はなく、現時点で「一番有力」(党幹部)とされる。石原慎太郎氏やみんなの党の渡辺喜美代表が支援を明言する猪瀬氏に乗れば、第三極との全面対決にはならないとの読みもある。
一方で、都議会は猪瀬氏と副知事登用の際のしこりが残り「頭を下げに来ないと駄目」(都連役員)との声もある。衆院選や来夏の参院選、都議選もにらみ、党本部と都連に亀裂が生じるのは避けねばならず、都連会長の石原氏は「足並みが乱れないようにしないといけない」と強調する。
一方、民主党も人選が難航。国会議員を立てて議席を減らすことには党本部の抵抗が強く、著名人擁立は「この厳しい世論では民主党からは出ない」(都連幹部)。猪瀬氏に対しても「第三極と近すぎる」との警戒感が一部にある。輿石東幹事長は「最初に考えるのが独自候補だ」と話すが、都選出国会議員の一人は「不戦敗でいい」と突き放す。
◇前神奈川県知事の松沢成文氏が出馬検討
都知事選には、前回いったん立候補を表明したものの告示前に取り下げた元衆院議員で前神奈川県知事の松沢成文(しげふみ)氏(54)が、無所属での出馬を検討している。関係者によると、周囲に立候補の意欲を示しており、先週末も都内で支援者らと協議したが、一部には国政復帰の可能性も視野に、今回は慎重な対応を求める声もあるという。
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