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許すな!憲法改悪・市民連絡会

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2012年9月 8日 (土)

産経【私と憲法】(3)ウソの文化と決別すべきだ 日本漢字能力検定協会理事長・高坂節三氏

http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120907/plc12090707530010-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120907/plc12090707530010-n2.htm

【私と憲法】(3)ウソの文化と決別すべきだ 日本漢字能力検定協会理事長・高坂節三氏
2012.9.7 07:52

 憲法について真剣に考え始めたのは経済同友会で憲法問題調査会委員長になってからだが、それ以前も商社にいたのでいろいろ思うことはあった。

 その中で一番考えさせられたのは、イラン・イラク戦争でイラン国内に取り残された在留邦人をトルコ航空が救出してくれた昭和60年の事件だ。日本からは自衛隊機も民間機も「危険だから」と来なかった。海外邦人を守ってくれないことについて、日本の安全保障への疑問は多々あった。われわれは一生懸命、外貨を稼ぎ資源を持ってくるけれど、一朝事があっても国が何もしないのはどうなのかと。

 かつて商社は戦争でもうかるなどといわれたが実のところ、戦争は明らかに商売上もマイナスだ。経済界としても平和は大事と考えているが、世界平和を求めなければいけない。一国平和主義では結局、日本の平和も守れないのが現実で、日本も力の体系を無視するわけにはいかないはずだ。

 いったい、世界に冠たる経済大国にまでなった日本が自国民すら守れない、海外に派遣された自衛隊員も他国の軍隊に守られて活動するということでいいのか。集団的自衛権についても「持っているけど使えない」などというのは明らかな論理矛盾だ。最高裁ではなく、内閣法制局がその判断をしているのもおかしい。最高裁は「政治がからむ高度な問題は司法判断になじまない」として“職場放棄”している。また、最高裁が衆院の一票の格差は違憲状態だと判断しても、国会がいつまでたっても是正しない。この国はどうなっているのか、と思わざるをえない。


 学校の先生はウソをつくなと教えているが「持っているが使えない」というウソを国として教えているわけだ。子供の教育上も非常によくない。われわれはこうした精神の腐敗をもたらすウソの文化から決別すべきだろう。

【プロフィル】高坂節三

 こうさか・せつぞう 京都府生まれ。京都大卒。伊藤忠常務、栗田工業会長、東京都教育委員などを歴任。経済同友会で憲法問題調査会の委員長を務めた。平成23年から現職。兄は政治学者の故高坂正堯氏。著書に「経済人からみた日本国憲法」など。76歳。

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