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2012年9月 6日 (木)

中国“膨張”で米はアジア回帰 米中露「覇権の時代」再び

http://sankei.jp.msn.com/world/news/120906/chn12090609300004-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120906/chn12090609300004-n2.htm
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120906/chn12090609300004-n3.htm

中国“膨張”で米はアジア回帰 米中露「覇権の時代」再び
2012.9.6 09:28 (1/3ページ)[ロシア]

 「言い方は変だけど、まさに中国のおかげだと思うんだけどね」-。最近、東南アジアを担当する外務省幹部の1人がふとこんな言葉を漏らした。

 「中国が活発に動くようになったから、米国もアジアに帰ってきたし、ミャンマーの民主化も進んだ。メディアも東南アジアの記事を大きく取り上げるようになり、われわれも仕事がしやすくなった」というのだ。

 中国はこの10年、急速な経済成長を背景に東南アジア諸国連合(ASEAN)地域での影響力を拡大してきた。かつてのソ連よろしく、「膨張と共存」路線を歩むが、南シナ海のスプラトリー(南沙)、パラセル(西沙)諸島を完全に手中に収めようと画策するだけでなく、インドネシア沖合まで海軍艦船を航行させるなど「膨張」姿勢ばかりがめだつ。

 日本政府は、こうした動きを苦々しく思いながら(?)、かといってなすすべもなく、ひたすら中国との摩擦を避けることしかしてこなかった。

 それだけに、オバマ政権が外交方針を「アジア回帰」へ転換し、中国を牽制(けんせい)する姿勢を示すことは、「無為無策」だった日本にとっては、まさに願ったり、かなったりだったというわけだ。

拡大路線で摩擦

 もっとも、中国は米国のアジア関与強化も意に介さず、「核心的利益」と位置づける地域を南シナ海から、最近では、尖閣諸島を含む東シナ海にまで拡大しようとする。昨今の尖閣上陸の動きや中国本土での反日デモなどは、こうした中国の意思を体現したものにほかならない。

 ところが、日本の対応といえば、南シナ海での領有権問題でベトナムやフィリピンが主張する領有権に対し、明確な支持を表明したことは一度もない。

 海洋の航行の自由と、関係諸国が問題を平和的に解決することを目指す「南シナ海行動宣言」を、法的拘束力のある「南シナ海行動規範」へと発展させるという方針を支持するにとどまっている。

 「領有権問題は当事者間の問題だから、立ち入るわけにいかない」と外務省幹部は言うが、例えば、ベトナム沖のガス田開発では、明らかにベトナムからの大陸棚にあるにもかかわらず、中国は鉱区開発で国際入札を呼びかけた。さらに、先週は尖閣周辺での鉱区開発も国際入札にかけている。

 日本の領海や排他的経済水域内で中国が行おうとする天然ガスや油田開発を阻止するためなら、同じ問題で中国と対峙(たいじ)するベトナムなどと「共闘」するのが当然だろう。日本が「尖閣諸島をめぐる領有権問題は存在しない」と言ったところで、国内法ばかりか国際法さえ、自分に都合良く解釈する中国にとっては、痛くもかゆくもない。

回帰のきっかけ

 環太平洋の21カ国・地域でつくるアジア太平洋経済協力会議(APEC)の閣僚会合が5日にロシア・ウラジオストクで開幕し、週末には首脳会合が開かれる。

 昨年、東アジアサミット(EAS)に米国とともに正式参加したロシアは、今回のAPEC会議を冷戦終結後に撤収したアジア・太平洋地域へ本格回帰するきっかけと位置づける。

 APEC首脳会合では、2020年をめどにアジア太平洋自由貿易圏(FTAAP)の実現を目指す方針を確認するが、それまでには環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)交渉や、15年のASEAN市場統合などがある。中国はこれら一連の流れが米国主導だとして反発を強め、ロシアは米中を両てんびんにかけるだろう。

 まさに「中国のおかげ」で、米、露、中3国が再びアジアでの覇権を争う時代が到来したなかで、日本がどう行動するのか。ASEAN各国はじっと見つめているに違いない。(編集委員 宮野弘之)

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