無料ブログはココログ

許すな!憲法改悪・市民連絡会

« 復帰記念式典:沖縄2紙社説 | トップページ | 自民改憲案など審査を=参院審査会長 »

2012年5月17日 (木)

参院憲法審査会に3小委 「国家緊急権」「統治機構」など…民主、自民が合意 

http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120517/stt12051701040001-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120517/stt12051701040001-n2.htm

参院憲法審査会に3小委 「国家緊急権」「統治機構」など…民主、自民が合意 
2012.5.17 01:03 (1/2ページ)

 参院の憲法審査会(小坂憲次会長)に3つの小委員会を設置することで、民主、自民両党が合意したことが16日、分かった。大規模災害など非常事態の際に政府に強力な権限を与える「国家緊急権」をはじめ、「人権保障」、「統治機構」を小委のそれぞれのテーマとすることを想定している。緊急事態を中心に現行憲法が抱える課題を掘り下げ、改憲論議の機運を高める狙いがある。近く各党に説明したうえで、正式に設置する。

 参院憲法審査会は4月11日から「東日本大震災と憲法」をテーマに専門家からの聞き取りを行うなど、審査を進めてきた。

 民主、自民両党の審査会関係者は16日までに今後の審議の進め方について協議した。その結果、当面の議題とした「大震災と人権保障」「大震災と統治機構」「大震災と国家緊急権」のヒアリングがいったん終わるのを機に、「45人の委員を3つの小委員会に分けたほうが改憲論議を加速化、深化することができる」との認識で一致した。

 国民の生命や財産を守り緊急事態に対応するため、現行憲法の不備を補うとの観点で協議を進めていくことで、護憲派の理解も得られると判断した。

 審査会メンバーは「3つの小委員会では、大震災だけでなく、ほかの問題点も掘り下げて議論したい」と話している。

 一方、16日の審査会では、大規模自然災害やテロなどが発生した際に国が私権を制限できる権限を憲法上、明記すべきかなど「大震災と国家緊急権」が取り上げられた。

 参考人として産経新聞社の「国民の憲法」起草委員会委員で駒沢大名誉教授の西修氏と、上智大法科大学院教授の高見勝利氏の2人を招き、意見聴取した。

 西氏は私権の制限について「憲法に緊急時の規定があれば危機管理に対する意識が普段から変わってくる。マスコミが発達し、国民の意識も成熟しており、政府が人権を制限できるわけでもない」と述べ、憲法に明記すべきだとの考えを示した。これに対し高見氏は「無制限な人権制限が可能になる」と懸念を表明した。

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik12/2012-05-17/2012051702_02_1.html
国家緊急権は災害便乗/参院憲法審査会 井上氏が指摘


 参議院の憲法審査会は16日、大震災と国家緊急権について高見勝利上智大学教授、西修駒沢大学名誉教授への質疑を行いました。

 高見氏は、東日本大震災に伴う大災害が憲法の想定外だという意見について、憲法に参院の緊急集会の条項が盛りこまれた経過を示し、災害に関する緊急事態は「憲法の想定内だ」と強調。災害対策基本法には「災害緊急事態」の条項もあり、「関東大震災級の災害が発生した場合でも対応しうる」と述べました。また、「緊急事態条項」を求める自民党の改憲草案について「基本的人権は単なる紙切れにすぎなくなる」と批判しました。

 西氏が憲法に国家緊急権規定を盛り込むよう述べたのに対し、日本共産党の井上哲士議員は「震災の政府の対応が不十分であったのは、現行法に定められた組織や制度を適切に機能させなかったためであり、改憲と結びつけるのは『災害便乗』だ」と指摘しました。

 井上氏が「憲法に『非常事態』条項がなかったために対応が不十分だったという事例があったのか」と質問すると、西氏は「規定があったら(政府の)危機管理意識は違っていた」としつつ、「今回は対応できた」と認めました。

 井上氏は金森徳次郎憲法担当大臣が憲法制定議会で行政当局にとって重宝な緊急権ではなく、民主政治の根本原則の尊重を強調していることについて質問。高見氏は「憲法作成の基本的理念は民主主義の強化であり、政府をコントロールする統治機構の整備であった」と緊急権が盛りこまれなかった背景について述べました。

« 復帰記念式典:沖縄2紙社説 | トップページ | 自民改憲案など審査を=参院審査会長 »

憲法審査会」カテゴリの記事