憲法記念日:各党改憲案 独自色に躍起
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憲法記念日:各党改憲案 独自色に躍起
毎日新聞 2012年05月03日 11時45分(最終更新 05月03日 18時16分)
日本国憲法は3日、施行65年を迎えた。憲法改正原案の審査や提出を行う衆参両院の憲法審査会は昨年11月に初めて実質審議に入った。自民党やみんなの党、たちあがれ日本の3党は今年4月にそれぞれ憲法改正草案などを発表した。しかし、改憲に必要な衆参両院の3分の2以上の合意を目指す機運はなく、憲法論議は進んでいない。
衆参の憲法審査会は今国会では各4回開かれ、衆院では選挙権年齢の18歳以上への引き下げなどを議論。参院では参考人質疑を行い、大震災などの緊急事態に現憲法では対応できないとして、基本的人権と公共の福祉について議論した。
しかし、各党が発表した改憲案を憲法審査会で議論する動きはない。各党案は、現在の政治の問題点を打開するための現実的な案というよりも、次期衆院選を意識した党の独自性をアピールする狙いが目立ち、改憲に必要な与野党を超えた合意を目指す内容になっていないためだ。
自民党の新たな憲法改正草案は「天皇を元首」とするなど保守色が濃く、民主党との違いを際立たせることが重点にある。参院で野党が多数を占める「ねじれ国会」のもと、憲法上の問題点が指摘されている参院のあり方にも触れなかった。
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