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許すな!憲法改悪・市民連絡会

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2012年4月21日 (土)

憲法の焦点10 国会編「一院制は国益に資する」衆院副議長衛藤征士郎氏

http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120421/plc12042101020000-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120421/plc12042101020000-n2.htm

憲法の焦点10 国会編「一院制は国益に資する」衆院副議長衛藤征士郎氏

 国民からすれば二院制は「too slow」だ。スピードに著しく欠ける。そして「too fat」。コストがかかりすぎだ。もう少しスリムにならないものか。

 現行憲法がこういう二院制になったのは、GHQ(連合国軍総司令部)がそもそも貴族院を廃止して一院制にしようとしたのを、日本側が二院制の存続を求め、GHQが「両院とも公選制にすることだ」と注文をつけたことによる。

 それでも、参院はかつて「良識の府」と呼ばれ、議員は政党に拘束されず、個々の判断で動いた。しかし今は、議員のほとんど全員が政党に属し、法案の採決で「党議拘束」をかけられる。議員の質問内容も含めて、衆院との違いがない。しかも、予算や条約など一部を除いて衆参は対等だ。衆参がねじれ状態になると物事が全然進まなくなる。

 また、参院選は3年おきに半分の議員を替える。3年ごとに「直近の民意」が国会に出現する。その間に衆院選が入れば「直近の民意」は毎年のように出てくる。これで、国政が安定するだろうか。

資源がほとんどない日本が先進諸国の中で競争していくためには、世界一の国会と国政が必要であり、キーワードは「質とスピード」だ。東西冷戦構造が崩壊し、二極化から多極分散型の国際政治経済へ移行しているのに、立法の仕組みが旧態依然のままで本当にいいのだろうか。

 「二院制の方がチェック機能が働く」という意見があるが、疑問だ。一院制であっても決算行政監視委員会を拡充することでチェック機能は対応できるし、国の存立に関わる大きなテーマについては国民投票で問えばいい。

 一院制を支持するわれわれの議員連盟では、一院制になれば国会議員を3割減らし、定数500にしたいと考えている。選挙制度は中選挙区制や都道府県単位の大選挙区制などにする。小選挙区制はよくない。議員はいつも地元に張り付くため、議員外交が衰退し、国益にも影響している。

 一院制は国益に資する。二院制を残す余地はない。

 「法の下の平等」の解釈も変えた方がいいだろう。「一票の格差」を是正することが「平等」になってしまうと、過疎が進む地方の声は国政にますます届かなくなる。「国権の最高機関」たる国会で、「法の下の平等」のあり方を議論すべきだ。

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