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許すな!憲法改悪・市民連絡会

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2012年4月 3日 (火)

(2)前文編 参院議員・舛添要一氏

http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120403/plc12040308360006-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120403/plc12040308360006-n2.htm

(2)前文編 参院議員・舛添要一氏
さっぱりと簡潔明瞭に

 平成17年に自民党が作った「新憲法」は、衆参で3分の2以上が賛成する中身を作ることが重要だった。学者ではなく政治家が作るからにはまとまるものでなければならないだろう。

 自民党としては本当はここまで書きたいけど「腹八分目」にとどめた。今の民主党の消費税論議のように、自民党も歴史観は右から左まである。党内がまとまらなければ「あぶはち取らず」になってしまう。

■ ■ ■

 現行憲法の前文は占領軍の入れ込みが過ぎている。当然ながら日本の歴史を無視している。直すのは当たり前だ。

 しかし、1行しか前文がない憲法もあれば、共産党政権の旧ソ連や中国などは前文でゴタゴタ書いている。いかに共産党が素晴らしかったかを延々と書いてあって、食傷気味になる。

 中曽根康弘元首相が出してきた前文案は「太平洋と日本海の波洗う美しい島々に…」というが、「じゃあ東シナ海やオホーツク海はどうなる?」となるし「すべてが美しい島ですか」と突っ込まれてしまう。「日本国」と一言で言っても、北海道と沖縄では風土感も全然違う。

 歴史や地理などを盛り込むと、多様な価値観の調整ができなくなる。

 結局、日本国全体や、主権を有する日本国民全体の「最大公約数」を盛り込めばいいのだと。要するに、国民主権とか平和主義、基本的人権の尊重を前文はさっぱりと簡潔明瞭にしておけばいいだろうとなって、「新憲法」の前文を書き換えたのだ。

今、自民党が策定している憲法改正案は、次期衆院選で民主党に勝つためにも保守的な内容がよいという判断なのだろうけれど、本当に改正がしたいのか疑うね。保守色を強めて改正が実現できるのだろうか。憲法を政争の具に使っているように思えてならない。

 逆に、郵政改革や子ども手当見直しなどを通じて民主、自民、公明3党の関係ができつつある。ここで、自民党が「新憲法」を基にした憲法改正を提案したら、民主党や公明党は「乗れない」とか「絶対拒否する」とかは言わないはず。武器輸出三原則を見直す、と言うようになった民主党政権が提案してもおかしくない内容だと思う。大連立になれば、まさに憲法改正の最大のチャンスだ。

 そして、急ぎ改正すべき箇所はやはり改正要件だ。3分の2から2分の1に要件を緩和したら、その後は多くの問題点を次々と改正できるだろう。

【プロフィル】舛添要一

 ますぞえ・よういち 北九州市出身。東京大卒。同大助教授を経て、平成13年参院選比例代表に自民党から出馬、トップで初当選。党新憲法起草委員会事務局次長、厚生労働相を歴任。22年4月、新党改革を結成、代表に就任。63歳。

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