武装集団の再襲撃を警告=南スーダン
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2011110200073
国連総長、日本の貢献に謝意=南スーダンPKO派遣で
【ニューヨーク時事】国連の潘基文事務総長は1日、日本が南スーダンの国連平和維持活動(PKO)への陸上自衛隊施設部隊派遣を決めたことを受け声明を発表し、東日本大震災からの復興過程にある中での日本の貢献に謝意を表明した。
声明は、日本の施設部隊は南スーダンの基礎的インフラ整備を支援するというPKOの任務に「極めて重要な能力」を提供するものだと指摘。平和維持に対する日本の力強い関与に「心からの感謝」を述べた。 (2011/11/02-06:26)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2011110200006
武装集団の再襲撃を警告=南スーダン
【ロンドン時事】南スーダンからの報道によると、軍スポークスマンは1日、隣国スーダンで訓練を受けた武装集団500~700人が南下、南スーダンに攻撃を加えるとの情報があると警告した。日本政府は、南スーダンの国連平和維持活動(PKO)で首都ジュバに自衛隊を派遣する方針を決めている。
同スポークスマンは、武装集団が数日内に南スーダン領内に侵入し、1週間内に攻撃を実行するとの軍事情報があると述べた。これを受けて軍はスーダンとの国境地帯の兵力を増強した。
南スーダンでは、北部ユニティ州の町マヨムが10月29日に武装集団に襲撃され、住民57人が死亡、60人が負傷している。(2011/11/02-00:22)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2011110101036
首相主導で国際貢献アピール=対米支援の思惑も-南スーダンPKO
南スーダン国連平和維持活動(PKO)への陸上自衛隊施設部隊派遣の決定は、国際貢献に積極姿勢を示す野田佳彦首相が主導した。東日本大震災の復興や円高対策などに追われる中で、「派遣カード」を国際社会へのアピール材料として活用することにした。国際テロ組織アルカイダ勢力が南スーダンに拠点を移しつつあるとの見方があり、テロとの戦いを続ける米国を側面支援する狙いもありそうだ。
「さまざまな角度から検討した結果、国連の要請に応ずることが望ましいと判断した」。首相は1日の衆院本会議で、施設部隊派遣についてこう説明。玄葉光一郎外相も記者会見で、「南スーダンの安定はアフリカの安定の要だ。わが国としても国際社会で責任ある貢献をしていかないといけない」と強調した。
施設部隊の派遣をめぐっては、積極的な外務省と、治安上の懸念から慎重な防衛省の意見が対立。そうした中、首相は就任直後の9月、国連総会の一般討論演説で「関心を有している」と前向きな姿勢を示していた。首相が派遣を決断した背景について、首相周辺は「東日本大震災があっても国際社会にわが国が貢献できることをアピールするためだ」と解説する。
一方、外務省幹部によると、イエメンやソマリアで活動していたアルカイダの分派組織の拠点が南スーダンに移りつつある。政府筋は「米国はアフガニスタンとイラクへの対応で手いっぱいだ。テロの温床になる恐れのあるところに、日本が先回りして支えることが重要だ」と強調した。
南スーダン周辺国のコンゴ(旧ザイール)やケニアなどは石油やコバルト、ニッケルなどの資源埋蔵国。外務省には、今回のPKO派遣を足掛かりにして、資源外交を有利に展開したいとの計算もある。(2011/11/01-21:23)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2011110100997
司令部要員、下旬に派遣=南スーダンPKO
政府は1日、南スーダンの国連平和維持活動(PKO)で、陸上自衛隊施設部隊とは別に派遣する司令部要員について、11月中旬に実施計画を閣議決定し、同下旬に派遣する方針を固めた。同日の民主党の内閣・外務・防衛合同部門会議で政府側が説明した。
司令部要員に関しては、野田佳彦首相が9月にニューヨークで潘基文国連事務総長と会談した際、2人を派遣する考えを表明し、政府が派遣準備を進めていた。2人のうち1人は補給支援の調整、もう1人はデータベースの管理に当たる。(2011/11/01-20:53)
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