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許すな!憲法改悪・市民連絡会

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2011年8月 2日 (火)

防衛白書の要旨

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2011080200110
防衛白書の要旨

 2日の閣議で報告された2011年版防衛白書の要旨は次の通り。
 特集 東日本大震災への対応
 陸海空自衛隊から成る統合任務部隊を組織し、即応予備・予備自衛官も招集して総力を挙げて取り組んだ。最大時で約10万7000人。米軍は人道支援・災害救援活動を「トモダチ作戦」と命名し、大規模な支援活動を実施。日米共同の活動は日米同盟のさらなる深化につながった。
 第1部 わが国を取り巻く安全保障環境
 【安全保障上の主な課題】海洋、宇宙、サイバー空間といった国際公共財(グローバル・コモンズ)の安定的利用に対するリスクが新たな安全保障上の課題。わが国固有の領土である北方領土や竹島の領土問題が依然として未解決のまま存在している。
 【サイバー空間】政府や軍隊の情報ネットワークに対するサイバー攻撃は安全保障に重大な影響を及ぼし得る。サイバー空間における脅威の動向を注視する必要がある。
 【北朝鮮】北朝鮮は現在、新型中距離弾道ミサイル「ムスダン」の開発を行っていると考えられる。射程が約2500キロから4000キロに達するとの指摘があり、グアムが射程に入る可能性がある。
 【中国】中国は、わが国を含む周辺諸国との利害が対立する問題をめぐり、高圧的とも指摘される対応を示すなど、今後の方向性について不安を抱かせる面もある。中国は、自国の周辺海域において活動を拡大・活発化させている。国防政策の不透明性や軍事力の動向は、わが国を含む地域・国際社会の懸念事項であり、慎重に分析していく必要がある。今後とも中国は、東シナ海や太平洋などわが国近海や南シナ海などにおいて、活動領域の拡大と活動の常態化を図っていくものと考えられる。わが国周辺の海軍艦艇の活動や活動拠点の施設の整備状況などを注目する必要がある。
 第2部 わが国の防衛政策の基本と新防衛大綱、新中期防など=略
 第3部 わが国の防衛に関する諸施策
 【サイバー攻撃への対応】自衛隊の情報システムや通信ネットワークの防護機能を向上させる必要がある。
 【日米安全保障協議委員会(2プラス2)】今回の2プラス2共同発表の合意事項を着実に計画的に実現することが不可欠。それにより強固な同盟関係を深化・発展させていくことが重要だ。(2011/08/02-08:48)

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2011080200111

にじむ対中けん制=防衛白書

 2011年版の防衛白書は、日本近海などで活発化する中国の海洋活動に強い危惧の念を示したのが特徴だ。中国の艦船や監視船などによる最近の活動を細かく列挙し、対中けん制の思惑もにじんだ。
 昨年9月に尖閣諸島沖で起きた中国漁船衝突事件、今年3月に東シナ海で相次いだ海上自衛隊護衛艦への中国ヘリコプターの接近飛行-。こうした事案の際に中国が取った強気の対応を念頭に、白書には「高圧的とも指摘される」と批判的な表現を用いた。
 中国と東南アジア諸国とが領有権をめぐって争っている南シナ海の現状についても今回、新たな項目を設けて書き込んだ。中国の強硬ぶりを浮き彫りにする意図があるとみられ、防衛省幹部は「中国に関する書きぶりは大きくは変えていないが、過去1年間に起きた事象を丹念に拾った」と話している。
 中国漁船衝突事件で中断していた日中間の防衛交流は、7月の防衛次官級協議でようやく再開された。東シナ海などでの不測の事態を避けるため、日本側は、防衛当局間の連絡体制構築へ道筋を付けようとしているが、中国側がどこまで応じるかは不透明だ。
 こうした日中関係とは対照的に、白書は日米関係の緊密ぶりを強調。東日本大震災での自衛隊と米軍の連携や6月の日米安全保障協議委員会(2プラス2)の成果を紹介しつつ、「同盟の深化につながる」と指摘した。(2011/08/02-08:49)

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2011080200104
中国の海洋進出警戒=「拡大・常態化」と指摘-11年版防衛白書

 北沢俊美防衛相は2日午前の閣議で、2011年版防衛白書を報告した。東・南シナ海などでの中国の活動について「自国の周辺海域において活動を拡大・活発化させている」と指摘。さらに「今後とも中国は、活動領域の拡大と活動の常態化を図っていくと考えられる」との懸念を示した。
 中国の海洋進出に関しては、10年版の白書でも「活動を活発化」と指摘していたが、「拡大」「常態化」という新たな表現を用いて中国の動きにより強い警戒感を示した形だ。
 昨年9月の尖閣諸島沖での中国漁船衝突事件の際の中国の対応などを念頭に、白書には「高圧的と指摘される対応を示すなど、今後の方向性について不安を抱かせる面もある」とも記述。日本の今後の取り組みについて「(中国の)海軍艦艇の活動や活動拠点の施設の整備状況などを注目していく必要がある」と強調した。
 一方、白書は今回、諸外国の政府機関や軍隊などの情報通信ネットワークに対するサイバー攻撃が多発していることに関し、「国家の安全保障に重大な影響を及ぼし得る」と指摘。防衛省の対策として「自衛隊の情報システムや通信ネットワークを防護する機能を向上させていく必要がある」との方針を示した。
 北朝鮮に関しては、開発中の新型中距離弾道ミサイルについて「ムスダン」の名称を初めて取り上げるとともに、「グアムが射程に入る可能性がある」とした。
 白書の巻頭で東日本大震災の特集を組み、10万人を超える自衛隊員による人命救助・生活支援活動を紹介。自衛隊と米軍との連携について「今後の日米同盟のさらなる深化につながるものとなった」と評価した。 

◇中国の海洋での活動

2008年10月 駆逐艦など4隻が津軽海峡を通過
     11月 駆逐艦など4隻が太平洋に進出
     12月 中国海洋調査船2隻が尖閣諸島周辺の日本領海内に進入
  09年 6月 駆逐艦など5隻が沖ノ鳥島北東の海域に進出
  10年 3月 駆逐艦など6隻が太平洋に進出
      4月 駆逐艦など10隻が沖ノ鳥島西方海域に進出
      7月 駆逐艦など2隻が太平洋に進出
      9月 尖閣諸島周辺の領海内で海上保安庁巡視船に中国漁船が衝突
  11年 3月 南シナ海で中国当局船がフィリピンの探査船に退去命令
      5月 南シナ海で中国当局船がベトナム船えい航のケーブルを切断
         南シナ海で中国が標柱など建造物を設置する動き
      6月 駆逐艦など11隻が太平洋に進出

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