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2011年7月23日 (土)

原発輸出「見直し」 日本経済をぶち壊すのか

http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110723/plc11072303220002-n1.htm
原発輸出「見直し」 日本経済をぶち壊すのか
2011.7.23 03:22

 自らが表明した「脱原発」を正当化するために国家の基本であるエネルギー政策をもてあそんでいるとしかいいようがない。菅直人首相が、成長戦略の柱の一つと位置づけている海外への原発輸出について、見直しを示唆した。

 成長戦略はデフレ脱却をめざす日本の経済政策の基軸である。景気への配慮を欠く首相発言の迷走で、電力危機が全国に広がっている。このうえ、成長戦略も台なしにしてしまうつもりか。首相は発言をただちに撤回すべきである。

 原発は建設費が1基5千億円といわれ昨年6月、鉄道などと並ぶインフラ輸出の有力候補として、政府の成長戦略に掲げられた。日本企業がベトナムやアブダビでの入札に相次いで敗れたことから、官民一体となって受注獲得に乗り出す狙いだった。

 努力が実ってベトナムの第2次分の受注に成功し、ヨルダンやトルコとも交渉中だ。首相も年頭の施政方針演説で「私自らベトナムの首相に働きかけた結果、原発の海外進出が初めて実現しました」と胸を張っていた。

 ところが、首相は21日の参院予算委員会で、ベトナムへの原発輸出について「もう一度きちんとした議論をしなければならない段階にきている」と答弁した。枝野幸男官房長官は「見直しを示唆したとは受け止めていない」と弁明したが、これまでの官民の努力を否定するもので耳を疑う。

 ベトナムは福島第1原発の事故後も日本に発注する方針を堅持している。日本としてベトナムにどう説明するのか。このままでは国際間の信頼関係を損ないかねない。日本の原発平和利用をずっと支持してきた米国も、懸念を深める事態になっている。

 事故があったとはいえ、耐震性などの点で日本の原発技術の水準は高く、それに期待を表明する国は少なくない。日立製作所がリトアニアの原発建設の優先交渉権を獲得し、事故後初の新設契約にこぎ着けたのもいい例だ。

 世界の人口は間もなく70億人を突破する勢いで、新興国、途上国がいかにエネルギーを確保するかが課題となっている。日本の原発を輸出することは日本の経済成長だけでなく、世界に対する貢献にもなる。日本は事故を教訓に技術力を高め、継承していく努力を怠ってはならない。

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