無料ブログはココログ

許すな!憲法改悪・市民連絡会

« | トップページ | 日経29日社説: 世界の危機回避へ米債務問題の決着を »

2011年7月31日 (日)

債務上限問題:「米国売り」加速…与野党協議合意は未知数

http://mainichi.jp/select/biz/news/20110731k0000m020118000c.html
債務上限問題:「米国売り」加速…与野党協議合意は未知数

 【ワシントン斉藤信宏】米国に対する市場の信認低下で「米国売り」が加速している。29日は米国内総生産(GDP)が市場予想を大幅に下回ったことをきっかけに外国為替市場でドルが売られ、約4カ月ぶりの円高・ドル安水準となり、ニューヨーク株式市場のダウ平均は続落した。米議会は債務上限問題で混迷が続き、米国債の債務不履行(デフォルト)の可能性や格付け引き下げの懸念も高まり、米国経済は一段と厳しさを増している。加速する円高は日本経済にも影を落とす。

 「今日も上がっているな」。シカゴ・オプション取引所(CBOE)のトレーダーの間で、投資指標の一つであるボラティリティー指数(VIX)が話題になっている。別名「恐怖指数」とも呼ばれるこの指数は、株価急落時など投資家の不安が高まると跳ね上がる。29日には前日比6.36%高の25.25まで上昇し、5日続伸した。この日は、早朝に発表された米GDP速報値が市場予想を大きく下回り、踊り場に差し掛かったと言われてきた米国経済が、実は予想以上に減速していたことを裏付ける形になった。

 ニューヨーク株式市場のダウ平均は続落し、週間の下げ幅は今年最大の537ドル。一方、安全資産とされる金先物は連日過去最高値を更新しており、29日も前日終値比15ドル高の1オンス=1631.20ドルと、終値の過去最高値を更新して取引を終えた。

 同日、米政府の債務上限引き上げ問題で、米下院が共和党案を賛成多数で可決した後に上院が否決するなど、8月2日の上限引き上げ期限を目前にして与野党間の緊迫したやり取りが続く。オバマ米大統領は「時間切れが近づいている」と危機感を強調し、与野党に一刻も早く妥協するよう改めて呼びかけた。米議会では週末にかけて、妥協に向けた与野党協議を本格化させると見られるが、合意に至るかどうかは未知数だ。決裂すれば米国債のデフォルトという緊急事態が一段と現実味を増すため、市場関係者はかたずをのんで米議会を見守っている。

 米国経済は失業率が9.2%で高止まりを続け、ガソリン価格の高騰が国民生活を直撃、GDPの7割を占める消費を冷え込ませ、さらに雇用改善を遅れさせるという悪循環が続く。来年秋の大統領選に向け、米政界では一段と党派対立が激しくなる可能性もあり、米国経済の先行きに立ちこめる霧は当分晴れそうにない。

« | トップページ | 日経29日社説: 世界の危機回避へ米債務問題の決着を »

「国際情勢」カテゴリの記事