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2011年7月19日 (火)

中国海軍 進出に危機感 防衛省

http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2011071902000039.html
中国海軍 進出に危機感 防衛省

2011年7月19日 朝刊

 中国軍が海洋進出と近代化を加速させていることに対し、防衛省は危機感を強めている。初の空母も試験航行が近く開始される見通しで、防衛省は自衛隊の警戒監視能力向上を急ぐとともに、多国間での防衛協力強化を進めている。南西の海での神経戦は緊迫の度を増している。 (金杉貴雄)

 中国海軍の駆逐艦など十一隻が六月八、九の両日、沖縄本島と宮古島の間を通過し太平洋に進出した。同海域を通過する中国艦隊としては過去最大規模。フィリピン沖で射撃や艦載ヘリの離着陸などの軍事訓練を行った。

 中国艦船が沖縄本島と宮古島の間の公海を抜けて太平洋に出るのは、二〇〇八年ごろから始まり、常態化している。同海域は「今や中国海軍の太平洋への玄関の一つになった」(防衛省幹部)と指摘する。

 中国海軍の軍備増強でさらに注目を集めているのは中国初の空母保有だ。ウクライナから購入した空母「ワリャク」は試験航行に向けてほぼ改修を終えている。空母を実際に運用するには、多数の艦船、潜水艦などが必要となる。「ワリャク」の本格運用までは五年、国産空母との二隻体制を確立するまでは十年かかると防衛省は分析している。

 ただ、中国が空母を保有すれば「大国としての力を誇示することになり、特に南シナ海への投入で領有権を争う東南アジア諸国には相当の圧力になる」(自衛隊幹部)のは確かだ。

 こうした動きに対し、防衛省は南西地域の防衛体制強化を目指す。特に警戒監視能力の向上のため、来年度から南西諸島の宮古島、沖永良部島の三次元レーダーを新型の高性能施設に更新。従来のP3C哨戒機と比べ、速度や航続距離など一・五倍の能力を持つ新型のP1哨戒機は本年度から配備を開始する。

 さらに日米同盟の強化に加え、オーストラリアや東南アジア諸国などと多国間の防衛協力を進め、中国をけん制したい考え。ただ、米国とは米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題が暗礁に乗り上げたままで、日米関係が冷え込めば中国に付け込まれかねないとの懸念もある。

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