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2011年6月27日 (月)

質問なるほドリ:原発の廃炉ってどうやるの?=回答・比嘉洋

http://mainichi.jp/select/wadai/naruhodori/news/20110627ddm003070126000c.html

質問なるほドリ:原発の廃炉ってどうやるの?=回答・比嘉洋
廃炉が決まり、解体が進む茨城県東海村の日本原子力発電東海原発=日本原電提供

 <NEWS NAVIGATOR>

 ◆原発の廃炉ってどうやるの?
 ◇使用済み核燃料を撤去 福島は数十年以上の見方も

 なるほドリ 東京電力福島第1原発事故が起きて、各地で廃炉を求める声が上がっているね。「廃炉」ってどうやるの?

 記者 廃炉は老朽化した原発を安全に解体し、全ての施設を撤去することです。営業運転を停止し、使用済み核燃料を原子炉建屋からクレーンで取り出す作業から始まります。これまで燃料は船で青森県六ケ所村などの再処理工場に運んでいます。空になった原子炉建屋では配管や容器に付着した放射性物質を化学薬品で除去し、放射線量が下がるまで10年ほど保管します。01年に廃炉を始めた日本原子力発電東海原発(茨城県東海村)は現在この段階です。線量が十分下がってようやく解体となります。規模や炉の型によって異なりますが、全部で20年以上かかります。

 Q 気長な作業だね。福島第1原発の廃炉はいつになるの?

 A 残念ながらわかりません。第1原発では燃料が溶け落ちて圧力容器の底にたまり、一部は底から格納容器に落下していると考えられています。このため原形を保った燃料の取り出しから始まる通常の廃炉の手法は通用しません。第1原発の建設を手掛けた東芝は最短10年で廃炉を終える計画を東電や経済産業省に提案しています。79年の米スリーマイル島(TMI)原発事故の処理で溶け落ちた燃料を回収するノウハウが確立されたため実現可能とのことです。

 Q 期待できるのかな?

 A 懐疑的な見方もあります。英科学誌ネイチャーは、廃炉に数十年から100年かかると指摘した論文を掲載しました。TMI事故処理に関わった元作業員の証言などを基に、水素爆発で放射性物質が飛び散り、燃料の損傷が著しい福島第1原発の廃炉は技術的に、より困難になると予想しています。時間がかかるほど費用も膨らみます。原子炉が同型で、廃炉が決まった中部電力浜岡原発(静岡県御前崎市)1号機の廃炉費用は379億円と見込まれていますが、福島第1原発は最大15兆円かかると試算するシンクタンクもあります。

 Q どうしてそんなにお金がかかるの?

 A 敷地内にたまった汚染水から放射性物質を除去する浄化システムなど、事故処理専用の新しい装置を次々と作らないといけないからです。新たな法整備も必要かもしれません。現行の原子炉等規制法で想定していない高濃度の放射性廃棄物が排出される恐れもあるからです。(科学環境部)

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