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許すな!憲法改悪・市民連絡会

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2011年3月 8日 (火)

メア発言:奥縄2紙社説

こんな発言、許せるものか!(高田)

http://ryukyushimpo.jp/news/storytopic-11.html
http://www.okinawatimes.co.jp/article/2011-03-07_15125/

琉球新報社説:メア氏差別発言 解任し米の認識改めよ ゆがんだ沖縄観を投影2011年3月8日   

 外交官の職責は重い。一人の外交官の発言が、関係国や地域との関係を瞬時に悪化させ、友好と信頼を崩し、協議する環境まで台無しにすることがある。
 「沖縄はごまかしとゆすりの名人」「怠惰でゴーヤーも裁培できない」「日本人は和の文化をゆすりの手段に使う」「憲法9条を変えれば、米国の利益のために日本の土地を使用できなくなる」
 沖縄社会のみならず、日本を侮蔑する発言を連発し、軍事優先をあらわにしたケビン・メア米国務省日本部長(前在沖米総領事)が県内各界の激しい怒りを買っている。外交官の立ち居振る舞いが波紋を広げる典型だろう。
■息づく占領者意識
 昨年12月に米国務省内で米大学生に対して行った講義で、メア氏は「普天間飛行場は特別に危険ではない」とも述べた。総領事在職中から臆せず繰り返した見解だ。
 米軍普天間飛行場の返還・移設問題に深く関わる国務省日本部長の要職に就きながら、日米の基本認識である危険性を軽視するのなら、日米交渉の根底が崩れる。
 メア氏は、クリントン米国務長官に直接意見を具申する立場にある。移設先を名護市辺野古にすべきだと主導しただけに事態はなおさら深刻だ。
 メア氏の発言には沖縄戦の負の遺産が透けて見える。「米兵の血であがなって獲得した沖縄の支配者は米国」という占領者意識が今なお息づき、米政府内のゆがんだ対沖縄観、対日観を色濃く投影していると見ていい。
 歴史や文化、国民性への敬意を踏まえた相互尊重を基に懸案を解決するという、外交官に不可欠な素養が一片もうかがえない。米国益だけが全うされればいいという独善、単独主義が際立つ。
 米政府に、沖縄と日本への偏見に満ちたメア氏を即刻解任し、認識を改めるよう求めたい。
 駐日米大使館は「米政府の見解を反映していない」と異例の釈明に追い込まれたが、具体的に発言のどの部分が政府見解と異なるのか説明がなく不十分だ。メア氏を不問に付すならば、米政府自ら発言を追認したことにしかならない。
 鳩山由紀夫前首相の「抑止力は方便」発言と同様に、メア氏個人の舌禍、資質問題に矮小(わいしょう)化しては本質を見誤る。
 図らずも米国の本音を露呈した発言と位置付け、日本政府は毅然と対処すべきだ。厳重抗議しないのであれば、日本政府も発言を是認したことになる。
 発言が報じられた7日、永田町・霞が関で追及する動きが乏しかったことは理解に苦しむ。
 米国民に対して、同様な発言がなされた時、人種差別に敏感な米議会は見過ごすだろうか。米国と波風を立てたくないという対米追従の空気が、和を尊ぶ日本の文化を「ゆすりの手段」と侮辱されても反応しない要因なのか。

■沖縄の意思表示を
 メア氏は講義で、普天間問題に関し、日本政府は仲井真弘多知事に対し「『お金が欲しいならサインしろ』と言うべきだ」と述べた。反対が大多数を占める県内への基地新設も金の力で実現できるという見立ては、基地被害の歴史に連なる県民世論の地殻変動に目を背けている証左だ。今や、党派を超えて忌み嫌う補償型の基地押し付け政策を引きずる発想である。
 同氏は2006年から09年まで在沖米総領事を務めた。オール沖縄の地位協定改定要求に対し、「政争の具にしている」と言い放つなど、県民感情を逆なでしたケースは枚挙にいとまがない。
 在任中、メア氏は「基地問題の現実的解決には、本音と建前でなく、率直な説明が必要だ。外交官の基本は嘘(うそ)をつかないことだ」と繰り返した。とすれば、今回の沖縄蔑視発言にも誇張はあるまい。
 総領事時代のメア氏は、県内政財界の主導権を握る人たちとの接点が薄く、仲井真知事とは没交渉だった。限られた県内移設容認派との関係構築に腐心し、意に沿わない意見には耳を傾けなかった。
 重大なことは、知日派と称されるメア氏が発信する沖縄に関するゆがんだ情報が、米政府の普天間交渉の対処方針に悪影響を与えている恐れが大きい点だ。
 仲井真知事が、沖縄振興と引き換えに県内移設を受け入れるという見方もワシントンで拡散している。沖縄の民意を無視した基地問題の解決はない。沖縄社会の強固な意思を示し、対抗したい。

沖縄タイムス[メア氏舌禍]信じられない侮辱発言
政治

2011年3月7日 09時13分                        
(30時間0分前に更新)

 米軍普天間飛行場の移設返還交渉の米側担当者は、心の中では沖縄を侮辱し、基地問題を軽視していたようだ。

 米国務省のケビン・メア日本部長(前駐沖縄総領事)が同省内で行った米大学生への講義で、「普天間は世界で最も危険というが、沖縄の人はそれが本当でないことを知っている」と発言したらしい。住宅地に近い空港が日本国内には他にもあると指摘した。

 昨年12月に研修旅行で東京と沖縄へ向かう大学生らにメア氏は、「日本人の本音と建前に気をつけるように」とアドバイスした。

 米国務省の日本部長がそのような偏見を日本に向かう大学生の前で口走ったことに失望する。メア氏の職責に対する適格性を問わざるを得ない舌禍だ。

 メア氏は沖縄勤務中にも普天間は危険でない、と発言して物議を醸したことがある。1996年に橋本― モンデール会談でまとめた普天間返還合意の意義、これまでの交渉経過を否定する米外交官を相手に、日本政府は普天間問題の話し合いを継続できるのだろうか。そこに信頼はない。

 普天間の危険性を否定すると、日米交渉の土台が吹き飛ぶ。「最低でも県外」を追求した鳩山由紀夫前首相が辞任したことを含め、過去15年の交渉の歴史をあざけるような発言だ。

 講義を聴いた大学生が書き留めた発言録が明らかになったことに、メア氏は「正確でも完全でもない」と否定している。過去にも語った「危険でない」という見方はおそらく本音だろう。

 さらに耳を疑うのは、「日本人は合意文化をゆすりに使う。合意を追い求めるふりをしながら、できるだけ多くの金を得ようとする」と語ったことだ。沖縄人は「怠惰」で、「ごまかしとゆすりの名人だ」と侮辱した。

 日本の米軍駐留経費負担は他の受入国と比較できないほど高額だ。小さな沖縄に多くの米軍が駐留し、その基地の起源は「銃剣とブルドーザー」と呼ばれる米軍占領下の圧政だった。

 駐留経費負担や沖縄の歴史と基地被害に思いを寄せず、「ゆすり」「ごまかし」というさげすみの言葉を吐く米外交官の存在が嘆かわしい。

 日本の政治家は「本音と建前」を使い、「真実を言う米大使は批判される」という単純な善悪論に食傷する。

 80年代から駐日大使館での勤務経験がある知日派のメア氏だが、長い対日外交を通して彼の日本観はなぜ屈折したのだろうか。

 メア氏は「日本政府は沖縄の知事に対し、『もしお金が欲しいならサインしろ』と言う必要がある」「沖縄の政治家は日本政府と(東京で)合意しても沖縄に帰ると合意していないと言う」とも語ったらしい。移設容認派に強い不信感を抱いていたようだ。

 そのためだろうか。日米両政府の実務者協議はいま、地元合意を抜きにして、辺野古移転の協議を進めている。米側は今春には決着させるよう迫っている。

 「沖縄の負担軽減」は虚言だったのか。

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