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2011年3月11日 (金)

メア部長更迭 不信残し早期幕引き

http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/scope/CK2011031102000039.html
<スコープ>メア部長更迭 不信残し早期幕引き

2011年3月11日 紙面から

 米国務省のメア日本部長が沖縄県民を侮辱する発言をした問題は十日、更迭劇に発展した。沖縄の怒りに火が付き、一刻も早く幕引きを図らなければ、米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)移設問題にとどまらず、日米関係そのものに影を落とすとの危機感が、両政府に広がったからだ。ただ、後味の悪い騒動は同盟深化を目指す両国に相互不信の芽を残した。 (竹内洋一、ワシントン・岩田仲弘)

 十日午前の松本剛明外相とキャンベル米国務次官補による会談冒頭、キャンベル氏は自身の発言の途中、日本側の事務方が報道陣に退出を求めると、制止してメア氏の発言について切り出した。

 「個人として、そして米政府を代表して深くおわびする」。キャンベル氏は、日本国民にはっきり伝わる形で公式に謝罪し、問題に区切りを付けたかったのだ。この直後に在日米大使館はメア氏の後任人事を発表。矢継ぎ早の対応は、米政府の焦りを物語った。

 毒舌で知られるメア氏の非公式な発言が、「米政府の見解を反映していない」(キャンベル氏)のは確かだ。このまま日本部長に留め置けば、普天間の名護市辺野古への移設はさらに停滞する。もともとメア氏は今夏に交代する予定だったこともあり、更迭は必ずしも難しい決断ではなかった。

 米国は、五月開催が調整されている日米外務・防衛担当閣僚による安全保障協議委員会(2プラス2)で、普天間の代替施設に二本の滑走路を造る「V字案」を決定し、移設実現への道筋を示すよう日本側に求めている。だが、日本政府による沖縄の説得は一向に進まず、メア氏発言の背景にある「いら立ち」はオバマ政権内に温存されたままだ。

 議会からも「目に見える進展がない」(民主党のレビン上院軍事委員長)と突き上げられ、普天間移設とセットの海兵隊グアム移転の事業費に承認を得るためには、一定の前進が欠かせない。米政府にすれば、メア氏の更迭に踏み切ったのだから、普天間移設の前進に向け、日本側への催促をためらう必要はなくなった。

 一方、日本政府は、処分要求に米国が応じたことで、ひとまず留飲を下げた。松本外相はキャンベル氏との会談で「迅速かつ適切な対応を取られたことは米政府が日米関係を重視していることの表れだ」と評価した。菅直人首相も米国の対応について「適切だった」と記者団に述べた。

 ただ、沖縄にとっては「感情の問題」(仲井真弘多知事)だけに憤りは収まらない。米政府が報道されたメア氏の発言内容の確認をうやむやにしたまま、沈静化を急いでいることにも不信感が募る。

 政府内にも反発がくすぶる。枝野幸男官房長官は記者会見で「私自身の日本人としての心情からは、なかなか納得できるものではない」と不快感を隠さなかった。

 メア氏の発言が普天間問題に与える影響については「端的に言うと否定できない」と指摘。その上で「信頼関係、感情の問題なので、一定の時間をかけないといけない部分もある」と述べ、移設計画の確定を急ぐ米国をけん制した。

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