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2011年1月 6日 (木)

秀逸な、本日の東京新聞「こちら特報部」の「『小泉化』する菅政権」

昨日の本ブログで朝日の堕落を嘆いたが、本日の東京新聞「こちら特報部」の「『小泉化』する菅政権」という特集は秀逸だ。同紙22面と23面のぶち抜きの記事だ。これは残念だがインターネットで採れないので、要所を紹介したい。
見出しは「こちら特報部」の「『小泉化』する菅政権」、「米に追随外交、構造改革回帰」、「専守防衛方針を転換」「沖縄に再び『アメとムチ』」「TPP、法人税減税…財界べったり」「抵抗勢力たたき求心力/劇場型政治」だ。
これだけでも、すぐれた批評の視点であることがわかろうというものだ。さっそく、東京新聞社に激励の電話をした。応対した読者担当の人もうれしそうだった。
記事のリードにはこうある。
政界は今年も「小沢」の2字で幕を開けた。正直、うんざり感はぬぐえない。政権交代から約1年半、気がつけば現在の菅政権は外交・安全保障から経済まで、かつての小泉(純一郎元首相)路線と大差ない。そこからの脱却が託された政権交代ではなかったのか。先祖返りすれば、支持率の低迷は至極当然。身内の「敵」をたたいて、求心力を高めようとする政治手法までそっくりだ
記事のなかでは早稲田の水島朝穂教授、慶應の金子勝教授、ジャーナリストの齊藤貴男さんを登場させて、分析している。
水島さんは、菅内閣は安保・防衛政策で、十分な議論なしに専守防衛の方針を転換させた。「それなのに菅首相は重大な方針転換という自覚すらないようだ」と指摘、金子さんは「小泉・竹中路線で日本は貧しくなった。その失敗をきちんと総括できないまま、菅政権は『戦略は正しかったが、実行力がなかった』」と性懲りもなく突き進んでいると分析し、齊藤さんは「民主党は小泉・竹中路線の批判票を集めて政権を奪取したにもかかわらず、株価がさがるやすぐさま『成長戦略』を口にし、さらに財界べったりに転換した」ときびしく批判する。
結論として、金子、齊藤両氏がいう処方箋は「国民の生活が第一というマニフェストにもどるしかない」というものだ。
最後のデスクのメモは「自民党時代には政権交代で民主党、という保険があった。が、もはや保険は消えた。……政権交代を超えた根源的な転換が必要なのか」と結んでいる。
この結論も賛成だ。私たちにとっては、しかし、こういうだけでは始まらない。根源的な転換の必要性という長期戦略をみすえて、足下のたたかいから出発することが肝心だ。(高田)

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