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2011年1月 3日 (月)

ソマリア海賊公判、年齢特定もままならず 出生証明なく

http://www.asahi.com/international/update/1226/TKY201012260243.html
ソマリア海賊公判、年齢特定もままならず 出生証明なく
 【ベルリン=松井健】ドイツの裁判所でアフリカ東部ソマリアの海賊10人に対する裁判が続いている。ソマリア沖で自国の船の被害に悩む欧米諸国が海賊を捕らえたのはいいが、無政府状態のソマリアから連れて来た被告の年齢を特定することから始めなくてはならない始末。法制度も生活慣習もまったく異なる土地で裁くことに意味があるのかどうかを問う声も出ている。

 ハンブルク検察によると、10人は4月5日、ソマリア沖でドイツ船籍の貨物船を武装して襲ったとされる。海賊は船長らを人質にとって身代金を奪う狙いだったが、周辺海域で警戒していたオランダ海軍のフリゲート艦の兵士が船を奪還し、海賊を拘束した。

 DPA通信などによると、先月22日の初公判は海賊の年齢をめぐって紛糾。海賊たちはだれも正確な生年月日を知らないとされ、出生を証明する書類もない。特に1人の海賊について弁護側は「13歳の少年で刑事責任を問われない」と主張。これに対し検察側は、専門家によるあごや鎖骨の鑑定から「18歳以上で、すでに22歳かもしれない」と反論した。ほかの海賊たちも生年月日や生まれた場所を尋ねられると、「木の下で生まれた」「24年前の雨期」などと答えた。

 欧州連合(EU)諸国や米国が逮捕した海賊はこれまでケニアで訴追されてきたが、負担が大きくなったケニアが受け入れを拒むようになったため、今回はドイツが自国で裁くことになった。ただ、遠く離れた欧州で裁いても、ソマリアでの海賊行為の抑止や海賊たちの「社会復帰」にはつながらないと指摘される。また、弁護側は内戦と飢餓に苦しむ現地の事情を考慮すべきだとも主張している。

 ドイツメディアによると、同国内で海賊行為が裁かれるのは約400年ぶり。裁判が開かれているハンブルクは中世、北海やバルト海沿岸の諸都市が海上交通の安全保障などを目的に結成したハンザ同盟の中心都市。海賊の被害にあうことも多く、捕らえた海賊を裁いて斬首刑にしていた。死刑のない現代のドイツでアフリカの海賊たちは最長で禁錮15年の刑を受ける可能性があるという。

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