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2010年9月 3日 (金)

民主公開討論―政治観の違いが見えた

http://www.asahi.com/paper/editorial.html#Edit1
民主公開討論―政治観の違いが見えた

 「古い政治文化」か、「新しい政治文化」か。これが民主党代表選の重要な論点に浮かび上がってきた。

 政権交代後も迷走の続く日本政治にとって避けて通れないテーマである。

 菅直人首相と小沢一郎前幹事長にはより深く掘り下げて論じてほしい。

 きのうの日本記者クラブの公開討論会では、菅氏が議論を仕掛けた。

 「『古い政治』は二つある。ひとつはカネの問題。もうひとつは数の力。小沢さんの政治のあり方は、カネと数の原理が色濃くある」

 そして、ほかの政党とも、国民との間でも政策を巡る議論を重ね、合意を形成する「熟議の民主主義」を確立し、新しい政治文化をつくっていきたいと語った。

 小沢氏を単純に「古い政治文化」の体現者と決めつけるわけにはいかない。政治改革を主導してきた急進的な改革者の顔も併せ持つ。

 ただ、自民党田中派以来の「数は力」の体質は否定できない。国政選挙での公認権や党の資金も背景にして、巨大なグループを築く。政策調査会を廃止し、自身が率いる幹事長室に権限を集中させる。そんな手法は、熟議の民主主義とは対極にある。

 公開討論会で小沢氏は、矢継ぎ早に問いただされた。

 小沢氏が首相になったら、連立を組み替えるのか。検察審査会で再び起訴すべきだと議決されれば、首相として自身の起訴に同意するのか――。

 どの質問にも「勝つかどうかわからない」などとして、はっきりと答えない。説明を嫌い、白紙委任を求める体質の表れと言われても仕方がない。

 官僚主導の政治から、政治主導の政治へ。「政」と「官」との関係のあり方については、両氏の基本的な考え方に大きな違いはあるまい。

 両氏を分かつのは、「政」の中での権力観だろう。

 クリーンでオープンな民主党を、と唱える菅氏は「全員参加」型の意思決定を唱える。

 これに対し小沢氏は、明らかに権力集中型、トップダウン型である。

 かねて、みずからのよって立つ「政治集団を強化、拡大」すること、「権力の集中」や「権力の行使」をためらわないことの必要性を繰り返し説いてきた(「日本改造計画」)。

 小沢氏の政治遍歴を貫いてきた行動原理とでもいうべきものだ。

 政治はプロセスよりも結果である。そんな考えもあるに違いない。

 しかし、国民に「痛み」を求めざるをえない時代、丁寧な説明や合意形成を軽んじて本当に政治が進むのか。

 この20年あまりの日本政治に大きな位置を占めてきた「小沢氏的なるもの」の是非が、代表選を通じ最終的に問われることになる。

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