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許すな!憲法改悪・市民連絡会

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2010年8月 1日 (日)

産経:【from Editor】罪重い「欠陥憲法」の放置

http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100801/plc1008010742004-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100801/plc1008010742004-n2.htm
【from Editor】罪重い「欠陥憲法」の放置
2010.8.1 07:41

 因果応報とはよくいったものだ。参院で過半数を失った与党は国会運営に四苦八苦している。

 記者会見で、国会同意人事について聞かれた仙谷由人官房長官は「(野党に)頭を下げてお願いに回らなければならない」と平身低頭だった。しかし、彼が野党時代に政府が提示した日銀総裁案を「大蔵省出身だから」という理由だけで葬り去った張本人だったのを世間は忘れていない。

 日銀総裁に限らず、民主党は参院で多数を握った平成19年から昨年まで衆院で同意された28人もの人事案を参院でひっくり返した。同意人事は、衆院の優越規定がなく、衆参両院の同意が不可欠だからだ。28人の中には、「天下り」もゼロではなかったが、大量の不同意は民主党の権勢を誇示するための道具だったといってよく、理由も大半は言いがかりでしかなかった。官房長官が、過去を反省し「頭を下げて」と言うのであれば、まずは党利党略で不同意にされ、プライドを傷つけられた28人に頭を下げるべきだろう。政治家として、というより人間として当たり前の話である。

 むろん、衆参ねじれを受けて、政府・与党が四苦八苦しているのは、国会同意人事だけではない。秋の臨時国会では、郵政関連法案をはじめ数多くの法案が提出される予定だ。野党の足並みがそろえば、いわゆる与野党対決法案は葬り去られる運命にある。

憲法では、首相指名と不信任案、予算案議決、条約の承認を衆院の優越として特記しているが、法案が参院で否決されれば、衆院で3分の2以上の賛成で再議決する以外、与党に打つ手はない。

 憲法41条は国会を「国権の最高機関」と規定するが、その割に、条文は欠陥だらけだ。上院(参院)と下院(衆院)の権限がほぼ同等なのは、議院内閣制を採用している国では日本のみといっていい。首相が持っている衆院解散権の記述すら曖昧(あいまい)で、衆参の議決が異なった場合に設置される両院協議会も唐突に条文中に出てくるだけ。早い話が、衆参ねじれの常態化を想定していなかったのだ。

 憲法の欠陥を利用して政権を窮地に陥れた民主党が同じ立場に立たされたことを面白がっているだけでは建設的ではない。責任は、民主党のみならず、欠陥憲法を長年にわたって放置し続けてきた全政党にある。小紙では、今後も積極的に憲法問題をとりあげるとともに、国民的な憲法論議を活性化させる道筋も探っていきたい。(政治部長 乾正人)

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