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2010年7月23日 (金)

自衛隊、初の海外基地建設/「ソマリア沖海賊対処」口実に/ジブチに「軍事拠点」

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik10/2010-07-23/2010072314_01_1.html
自衛隊、初の海外基地建設/「ソマリア沖海賊対処」口実に/ジブチに「軍事拠点」

 P3C哨戒機と護衛艦をアフリカのソマリア沖に派遣して実施してきた自衛隊の「海賊対処行動」。23日、その派兵期限を迎えます。民主党政権は1年延長を決めただけでなく、現地に「初の海外基地」建設で本格的な軍事拠点づくりに出ています。(山本眞直)

 17日、ソマリアの隣国、ジブチで、セレモニーが行われていました。自衛隊にとって初の海外基地建設の「起工式」です。

 「海賊対処法」によるソマリア沖での「海賊対処活動」の長期化に備え、42億円をかけて自前の基地をジブチに建設します。

 滑走路はジブチ空港のものを利用しますが、防衛省によると、「事務所及び駐機場の設置」、「大型倉庫」という名の格納庫、「航空機を離着陸させるのに必要な施設」と「必要な附帯設備」などの基地機能を備えています。
誇らしげに

(写真)ソマリア沖の海賊対処で派遣されるP3C哨戒機の同型機(写真左の2機)と、専用格納庫=20日、厚木基地(神奈川県大和市・綾瀬市)

 起工式にはジブチ共和国の国防大臣などの政府関係者や駐在米国大使らが招待されました。防衛省を代表して現地派遣部隊の責任者、木村康張・派遣海賊対処行動航空隊指揮官(1等海佐)が、基地の概要と建設の意義を誇らしげに報告した、と見られます。

 防衛省はジブチ基地を「活動拠点」と強弁します。

 「海外初の基地と言いたくないはず。『拠点』は意味のない言い訳だ」と指摘するのは軍事ジャーナリストの福好昌治氏。アメリカ、フランス、ロシアなどの海外メディアはいっせいに「自衛隊、初の海外基地をアフリカに」と報じています。

 陸上自衛隊は「基地」を「駐屯地」と表記し、航空自衛隊と海上自衛隊は「基地」が正式名称。ソマリアの海賊対処は海自が主力でもあり、「基地と呼ぶのが自然だ」(福好氏)。

 陸上自衛隊もイラクではイラク駐屯地とはせず「宿営地」としました。海外での武力行使を禁じる憲法9条の建前から、軍事作戦のイメージを避ける方便です。
米軍の要求

 しかし、42億円をかけてつくる「活動拠点」は明らかに軍事基地です。

 なぜジブチに海外基地を造るのか―。海自幹部が明かします。「米軍からの要求ですよ」。自衛隊は現在、ジブチ空港に隣接する米軍基地に間借りしています。政府筋も「(米軍から)独自施設を求められている」としています。

 日本はジブチと、自衛隊の現地での「駐留活動」を法的に保障する「地位協定」(交換公文)を締結しています。防衛大学卒で外務省幹部経験者の森本敏拓殖大学教授は、昨年6月の参院外交防衛委員会の参考人質疑でこう述べています。

 「自衛官がジブチの町で傷害事件を起こしても日本が裁判権を全部行使できるようになっている。在日米軍が享受できる特権よりもはるかに日本にとって有利。この協定をモデルに各国と結ぶことができれば、非常に良い協定の基礎ができた」
許せぬ恒久法先取り

 自衛隊イラク派兵違憲訴訟弁護団の川口創事務局次長の話 武装した自衛隊の海外派兵が憲法違反であることはイラク訴訟で審判が出ている。ジブチ基地建設は、海外派兵を容易にする恒久法の先取りであり絶対に許してはならない。アメリカの「下請け」の形をとりながら自衛隊の軍事的拠点をアフリカまで拡大するという軍隊の本質が見えてくる。自衛隊はソマリア・ジブチから撤退し、憲法9条という日本の平和ブランドを生かした外交努力で国際貢献すべきだ。

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