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2010年5月 8日 (土)

[「普天間」大迷走]民主党に骨はないのか

http://www.okinawatimes.co.jp/article/2010-05-07_6280/

[「普天間」大迷走]民主党に骨はないのか

2010年5月7日 09時35分                   
(25時間14分前に更新)

 米軍普天間飛行場移設問題で「最低でも県外」と「公約」して政権交代を果たした鳩山政権。県民が抱いた期待感は鳩山由紀夫首相来県で雲散霧消してしまった。名護市辺野古に固執する外相、防衛相と官僚たちに包囲されながら、鳩山首相は「針の穴にロープを通すくらい難しいがあきらめない」と言っていただけに、失望はなおさら深い。

 首相は「沖縄の皆さんにも負担をお願いしなければならない」といってのけた。沖縄はすでに抱えきれないほどの負担を背負っているのを知らないはずはない。しかも負担軽減の将来像を何ら示すこともないままである。

 1994年9月に来県した当時の宝珠山昇防衛施設庁長官が「沖縄は基地と共生、共存する方向に変化してほしい」と発言したことがある。結果として首相は、宝珠山氏と何ら変わらない。

 戦後この間、日本政府は基地を沖縄に押し込めるいびつな政策を変えず、日米安保を国民的議論にしてこなかった。そのツケをまた、沖縄に回されてはたまらない。

 首相の態度は「言い訳」に終始した。眼目の「国外、最低でも県外」は、公約ではないといい、豹変(ひょうへん)した。衆院選前の昨年7月、応援演説での発言は民主党代表としてであり、党の公約ではなく、努力目標、というのだ。

 この説明に納得する人がどれだけいるだろうか。詭弁(きべん)も甚だしい。政治不信を深めるばかりだ。紙に書かれたものだけが公約ではないのはいうまでもないことだ。

 首相は「抑止力維持の必要性から国外、県外に普天間の機能を移設することは難しい」と言い訳をした。「海兵隊の存在を学べば学ぶにつけ、米軍全体の中での役割と抑止力に思い至った」と臆面(おくめん)もなく言った。これを言うために来たのか。首相就任以来、一体何をしてきたというのか。

 首相は朝鮮半島と台湾海峡を念頭に置いているはずだが、沖縄の海兵隊は長崎県佐世保を母港とする海軍艦船で移動する。朝鮮半島をにらむのであれば、九州中北部で海兵隊の全機能を集約するほうが合理的だ。台湾へ向かうにも起点はやはり長崎にならざるを得ない。九州中北部だけでなく、自衛隊演習場を抱える本州など候補地はいくらでもあるではないか。

 海兵隊の主任務は紛争地からの米民間人の救出だ。海兵隊の抑止力とは何か。首相から具体的な説明は何もない。

 首相の言葉は耐えられないほどの軽さだ。選挙前は聞き心地の良い公約を振りまき、選挙後は努力目標と開き直る。開いた口がふさがらない。

 鹿児島・徳之島へのヘリコプター部隊の一部移設をめぐっても断念する方針を固めたもようだ。県内移設で納めるつもりなのか。沖縄の民意を軽んじるのもいいかげんにしてもらいたい。地元合意のない基地建設はあり得ない。山岡賢次国対委員長は普天間問題で「直接国民の生活には影響していかない。何か雲の上の話」と発言した。糸満市議の抗議で撤回して謝罪したものの、民主党はもう空中分解しているのではないか。

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