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許すな!憲法改悪・市民連絡会

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2010年1月15日 (金)

特集ワイド:愚問ですが 年齢制限と離党 前自民党副総裁・山崎拓さんに聞く

http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100115dde012010007000c.html
特集ワイド:愚問ですが 年齢制限と離党 前自民党副総裁・山崎拓さんに聞く

 参院選が今夏に迫っているものの、下野した自民党は目標議席数も定まらず、70歳定年制でも揺れている。昨夏の衆院選で落選し、参院選比例代表で立候補を探る前自民党副総裁、山崎拓さん(73)に「年齢制限と離党」について聞いた。【中山裕司】
 ◇憲法改正、やらねば 高齢者排除はイメージダウン/私、いたって健康ですから

 --3度目の落選となった衆院選から5カ月間、どう過ごされていましたか。

 山崎さん 記録的な大敗を喫して、政権交代したショックは非常に大きかった。この5カ月間は心を静める期間だったということに尽きる。私は誰よりもこの事態を予期しておったけど、それでも実際に起きてみるとショックは大きかった。自民党は結党から一時期を除いて55年近くの長い間、政権政党だった。政党にも寿命があるのでいつかはこうなると思っていたが、正直言ってぼうぜんとした。私は自分では今は与党病から覚めたと思っているが、当選した自民党議員の一部にはまだ与党病が残っているように見えます。

 --心を静める期間が終わり、参院選に立候補すると決意したのですか。

 山崎さん 参院選は政治家として最後の挑戦です。私個人のことで言うと、政治家を引退する選択肢は残っています。しかし、幸いにして私は健康に非常に恵まれ、政治家からの転身が難しいことも理由の一つです。もっとも一番大事なことは、鳩山政権になって揺らぐ日米同盟の維持と、北東アジアの安全保障です。具体的には、朝鮮半島の非核化をやれるのは自分をおいてほかにないという自負はある。

 --ご健康ですか?

 山崎さん とりたてて吹聴することではありませんが、私は腕立て伏せを毎朝100回、日曜日にはソフトボールの試合もやります。今のところ全部の健康診断の数値が標準内です。50代の体力だろうと自分では思っています。

 --お若いですね。とはいえ、小泉純一郎元首相が03年衆院選で中曽根康弘、故・宮沢喜一両元首相に引退勧告をした時は副総裁でした。

 山崎さん 当時はお2人とも80歳をはるかに超えておられ、年齢的には申し分なかった。私は橋本政権の政調会長だった折、中曽根元首相の衆院選比例代表北関東の終身1位をお約束した当事者です。だから、小泉総裁が引退勧告すると言った時、「私にはとても言いだせない」と伝える役割を断った。引退勧告はむちゃな話だったが、小泉総裁は独断的な性格なので断行したと思います。今思えば、引退勧告は間違いだった。劇場政治の一環だったかもしれないが、それで人気が出たとは思えない。今回も排除の論理でイメージアップを狙っているが、逆に自民党のイメージダウンにつながると思います。

 --ところが、山崎さんは99年の著書で「2010年には政界の第一線から退くつもり」と記されていました。

 山崎さん 「2010年日本実現」という本に書いたことはあっさり認めますよ。ただし、私が目指している憲法改正の作業は停止したままです。私の宿願である憲法改正がスムーズにいけば、10年に実現していたはず。もう一歩踏み込んで言えば、憲法改正を実現するためには政界再編しかない。大勝した今の民主党政権ですら、憲法改正を発議できる衆参各院総議員の3分の2に届かない。民主党が社民党と連立政権を組んでいるから進展しない今の普天間飛行場移設問題と一緒です。参院選後に政界再編をやって憲法改正を実現しなければならないと思います。

 --国会議員でなければ政治活動はできませんか。

 山崎さん 議席がないと議員外交もできず、憲法改正案の提案者にもなれない。参院選の投票日として有力な7月11日まで残り半年もない。半年を切ると47都道府県の職域団体の末端まで回ることはできません。参院比例代表の民主党候補は28人もいるのに、自民党はまだ12人です。

 --山崎さんが党執行部に求めた18日までの回答は先送りされそうです。

 山崎さん 谷垣(禎一自民党総裁)さんはいつも「近々ある衆院選も視野に入れて」とおっしゃる。もうこれは谷垣さんの口癖の域だけれど、衆院選が近くあるとは考えにくい。民主党が解散権を持っているのに、谷垣さんが「近くある」と言っても信用されない。うふふふ。早期に解散されて早く与党に戻りたいのは党執行部だけではなく、自民党員みんなの願いであることは間違いない。谷垣さんはその願いを発言に込めていると私は理解するけれども、あくまでも夢みたいな話であって、実現はしないと思います。

 鳩山(由紀夫首相)さんがさらに行き詰まれば、民主党は首相を代えるだけです。それは我が自民党が1年交代で4年間に首相4人という手本を示したから、民主党もその手を使ってきますよ。仮に鳩山さんが辞めても、菅(直人財務相)さんもおれば、岡田(克也外相)さんもおるし、前原(誠司国土交通相)さんもおる。もちろん小沢(一郎幹事長)さん自身もおる。いくらでも首相を代えることができるから、簡単に解散なんかしませんよ。残念ながらそうは問屋が卸さない。

 --このところの報道では、自民党は非公認の方針と伝えられています。あからさまかもしれませんが公認されそうですか。

 山崎さん 公認を得られなければ、私は派閥の会長を続けることができません。私は派閥の会長のまま参院選に取り組む方針ですから。そうなると引退か離党のどちらかしかない。引退すると派閥の会長は続けられないことは社会常識です。引退も私の選択肢だったけれど、今はもう「引退しない」と宣言したから、引退することはできない。

 --ということは離党もあるということですか。

 山崎さん 国民新党の自見(庄三郎幹事長)君はもともと山崎派の一員で、自見君が国民新党から出馬したのは私が綿貫(民輔最高顧問)さんや亀井(静香代表)さんに橋渡しをしたから。自見君は「自民党が公認しないなら、山崎さんが私に勧めたように国民新党に来てください」と言うから、私が心を動かしているのも事実です。ただ、まあ、いずれにしてもすべてが白紙です。

 --対決姿勢ですね?

 山崎さん いやいや、このままでは私が落選するだけでなく、自民党が大敗して78の現有議席はとても確保できません。年齢制限に賛否両論あるのは、党執行部が党の分裂を避けたいからですね。やはり選挙に負けるとこうなる。戦国時代をみると、関ケ原の戦いで徳川に負けた豊臣側は雲散霧消した。自民党にとって昨年の衆院選は関ケ原の戦いだった。私ら自民党のみんなは第二次の関ケ原の戦いをやりたいけれど、民主党が解散権を持っているから、なかなか……。今や自民党は常に分裂の危機です。

 谷垣さんは自民党総裁選の時に「老壮青一体となり」「全員野球で乗り切ろう」と言ったんだから、その初心を忘れないでほしいですね。この高齢化社会の中で高齢者排除の論理をいうから、自民党の支持率は下がるんですよ。ただ、私は自分が高齢者とは思っていませんよ。あははは。腕立て伏せ100回だけが証明じゃないけれども、私はいたって元気、健康ですよ。

 ■自民党の定年制

 自民党には大原則となる「候補者選定基準」がある。

 候補者として公認されるのは衆院は73歳未満、参院は「原則として70歳未満」だ。ただ、衆院小選挙区の現職議員には適用されない。また参院の比例代表候補者については「特別例外的」な扱いができる。すなわち「総裁が国家的有為な人材と認めた者」や、支持団体が「余人をもって替えがたい」と決め総裁が認めた者。いずれも選挙対策本部会議で議を経ることが必要だ。

 選対本部によると、この基準は1970年代からあり、選挙ごとに確認している。2010年の参院選にあたっても昨年2月、選定基準が示され「特別例外的に扱うことができる」と掲げている。比例代表の公認候補者は12人。この中には保坂三蔵元参院議員(70)が含まれている。

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