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2009年10月 6日 (火)

朝雲/北沢防衛大臣に聞く/補給支援、継続はない/大綱・中期防は年内目指す

http://www.asagumo-news.com/news.html

北沢防衛大臣に聞く/補給支援、継続はない/大綱・中期防は年内目指す

 8月の衆院選挙で圧勝して政権交代を果たした民主党は9月16日、社民、国民新両党と連立の鳩山内閣を発足させ、第7代防衛相に北沢俊美氏が就任した。北沢新大臣は9月24日、報道各社のインタビューに臨み、防衛大綱の見直しや次期中期防の策定について「先送りせず年内実施」の意向を明らかにするとともに、民主党の公約であるインド洋での海上自衛隊による補給支援活動は法律の期限である来年1月以降の継続はないとの立場を改めて明らかにした。

 報道各社のインタビューで当面の課題に答える北沢大臣(9月24日、防衛省で)

インド洋代替案はしっかり協議

 ―― インド洋での海上自衛隊による補給支援活動は来年1月に法律の期限が切れますが、延長しない場合の代替案は。また、アフガニスタン支援で自衛隊を活用するのかどうか。

  北沢俊美防衛相 法律の期限が切れるわけですから、新しい法律を作らなければ継続できないと理解しています。その後、どのような国際貢献ができるかは内閣全体にかかわることですから、官房長官、外務大臣としっかり協議をした上でやっていかなければいけないと思っています。国際貢献をおろそかにする考え方は持っておりません。

  ―― 自衛隊を活用するかどうかについては。

  北沢大臣 「自衛隊の活用ありき」という発想は私の段階ではありませんけれども、もう少し協議した上でないと、あまり防衛省の考え方が突出するようなことがあってもいけませんので慎重に構えていきたい。

  ―― 米海兵隊普天間飛行場移設計画は、建設日程も含めて日米合意を見直す考えなのかどうか。見直す場合は米国の理解を得る必要があり、地元の危険性が継続される懸念もあります。

  北沢大臣 長年にわたって協議してきて、日米両政府間で合意しているわけですから、これはかなり重いものだと認識しています。しかし、一方、現地の沖縄の皆さん方の考え方は県外移転、国外移転ということです。その民意は直近の衆院選挙で極めて鮮明に表明されたということも、私ども民主党が政権を託された意味からすると極めて重いものがあります。その間をどう対処するかは難しい状況にある。沖縄の皆さんの意見をよくお聞きしたい。

  ―― 防衛計画大綱の改定と中期防の策定は年内実施か、来年以降に先送りするのか。麻生内閣の有識者懇談会報告書の取り扱いはどうされるのか。先送りする場合は防衛大綱、中期防の裏づけなしに予算編成することになるが。

  北沢大臣 鳩山総理から防衛大臣を拝命したときに二つの指示がありました。一つが防衛大綱の見直しと次期中期防の策定に向けて関係大臣と連携をすること。総理の直命ですから重く受け止めてやっていきたい。予算との関係で言えば防衛大綱がありますからまったく根拠がないということにはならない。しかし、法律に5年で見直すと書かれている以上、進めなくてはなりません。前政権の懇談会の結論もありますから、それのいいところはつまみ食いさせていただき、あらゆる知恵を拝借して先延ばしはしない考えです。わが国の防衛に指針がないと世界に与える影響は極めて大きいと思います。財務の関係もありますから関係大臣とよく調整して年内策定を進めたい。

  ―― 北朝鮮の脅威が増し中国が軍事力を増強している中で、日本の防衛予算が7年連続で減少しています。どのように感じますか。

  北沢大臣 データを見て正直のところびっくりしました。確かにトレンドとして落ちてきています。これは人員を削減していくという方針の下にそうなっているのですが、一つには数を増やすのではなく、数は減っても一人一人の自衛官に多様な能力を発揮させるということで、今日の財政状況にもマッチングさせながらやっていきたいということと、もう一つは沖縄の基地返還との関係があり、実際に実施されると、予算は大幅に増えてくると推定されますので、それらを見ながら中期防との関連でやっていきたい。

  ―― 大臣はイラク派遣に反対されていましたが、国連決議などの条件があれば自衛隊の海外派遣は可能だとお考えでしょうか。

  北沢大臣 自衛隊の創設の経緯も含めて、また憲法が期待するところを配慮すると、私個人とすればストレートな形での自衛隊の海外派遣はすべきでないと思います。それでは国際貢献は何もしなくていいのかということになれば、PKOという位置づけがしっかりしてきましたので、私はケース・バイ・ケースと思っています。ここは日本が出て行かなくてはいけないと。しかし、それは軍隊として出て行くのではなく、PKOのようなきちんと規制のある中で、国際貢献を果たしていきたい。わが国は優秀な自衛官を保有していますから多様な要請に十分こたえられると思います。

  ―― 防衛省改革の方向性について見解を。

  北沢大臣 私もまだ詳しくないので三役会議を開いて政務官の一人に精査してもらって民主党としての防衛省改革が新たにできるのか早急に対応したいと思っています。先ごろの省改革の中で大臣補佐官3名の枠をとっています。これは民主党が政権をとるときの大きな考え方にマッチしていますので、いいところはきちんと残していきたい。

  ―― 補正予算と概算要求はどのように検証していくのでしょうか。

  北沢大臣 補正予算1300億円の中でしぼり出すのはむずかしそうだと認識を新たにしました。概算要求については、日にちが短すぎてコメントする段階ではありません。

  ―― 政治主導ということですが、大臣が自衛隊を運用する場合、軍事専門家である統幕長の助言や補佐を受けることになります。統幕長の補佐をどのように考えていますか。

  北沢大臣 今の世界情勢はかつての冷戦構造のように二極化されていた時代とは比べものにならないほど複雑です。複雑な世界情勢の中で専門家の意見は極めて重要ですが、専門家に頼りすぎると偏った判断を犯す危険性もありますから、政治家がきちんと世界情勢の把握に努め、神経が磨り減るほど研ぎ澄まして対応していくべきだと思っています。

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