無料ブログはココログ

許すな!憲法改悪・市民連絡会

« 米大統領に「警察官訓練」例示 アフガン民生支援で鳩山首相 | トップページ | 2人区以上は複数擁立=参院選、単独過半数に意欲-小沢氏 »

2009年9月30日 (水)

防衛省にEU要請 ソマリア沖 国連食糧計画の船舶護衛

この問題は民主党新連立政権の安保防衛政策の一つの試金石になるだろう。これまでの自公政権の対米追従の安保防衛政策の転換のためには、海賊対処法の抜本的な再検討と、自衛隊の撤収が必要だ。これぐらいができないようでは、従来の民主党の主張からの大きな後退だ。
この点で、麻生政権時代に率先してソマリア派兵を提案し、与党に歓迎された長島昭久氏が防衛政務官に就任しているのは危険な兆候だ。当時の長島質問は民主党国対から叱責を受けたはずだ。(高田)

http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2009093002000117.html
防衛省にEU要請 ソマリア沖 国連食糧計画の船舶護衛

2009年9月30日 朝刊

 ソマリア沖の海賊対処に護衛艦を派遣している防衛省が今年七月、欧州連合(EU)から国連世界食糧計画(WFP)の船舶を護衛するよう要請を受けていたことが分かった。インド洋での給油活動が来年一月に期限が切れ、撤収となった場合、護衛艦をWFPの船舶護衛に回す案が浮上している。

 WFPの貨物船は七月上旬、ケニアのモンバサからソマリアのモガディシオへ出航した。六月に成立した海賊対処法は外国船籍も護衛できるが、施行日が七月二十四日のため、貨物船の出航に間に合わなかった。

 防衛省は、海賊対処に護衛艦二隻、インド洋の補給活動に補給艦と護衛艦各一隻をそれぞれ派遣している。海上自衛隊に余力がない現状では、恒常的なWFP船舶の護衛は想定していない。

 

ただ、北沢俊美防衛相は補給活動について「一月の期限切れ後は延長しない」と明言しているため、補給活動の艦艇を海賊対処に振り向ける案が浮上。国際協調に直結することから、補給活動からの撤収がスムーズになるとの見方も出ている。

 EUは昨年十二月から海上部隊を初めて域外派遣し、WFP船舶の護衛を開始した。ソマリア沖にはほかに、米軍中心の多国籍軍や北大西洋条約機構(NATO)など二十数カ国の艦艇が派遣されている。各国とも派遣の長期化によって疲労度が増し、相互に補完できる活動の模索が始まっている。防衛省への協力要請も、その中で行われた。
◆『新政権向き』任務模索

 <解説> ソマリア沖の海賊対処でEUから協力を求められた海上自衛隊。来月には護衛艦二隻の第三次隊が日本を出航する。「海賊対処=海上自衛隊」が定着しつつある。

 

民主党は衆院選前、「海賊対処は海上保安庁」と主張していたが、マニフェストで「適正な手続きで実施」と後退し、北沢俊美防衛相は就任後「国際的な評価を受けている」として活動の継続を打ち出した。

 EUからの船舶護衛要請があったのは、北沢氏の就任前だが、人道支援をするWFPへの協力は「新政権の理解を得やすい」とみる海自幹部もいる。

 実は、海自は周到に「新政権向き」の海賊対処を計画してきた。そのひとつがP3C哨戒機の活用だ。

 「哨戒機は海賊船を見つけて知らせるという情報提供にとどまり、武器使用することがない。民主党政権には受ける」と先読みし、前政権下でソマリア沖に派遣した。

 哨戒機はドイツ、フランス、スペインが各一機ずつ送り込んでいる。最後発の海自は二機派遣し、最大勢力となった。自国の哨戒機をアフリカ内陸部の偵察に回し、海賊対処に使う余力がない米軍を補完する対米支援と国際貢献の一石二鳥が実現したことになる。

 自衛隊に海賊対処を検討させれば、自衛隊好みの案になるのは明白だ。防衛省、国土交通省というタテ割り行政の壁を越えて検討しない限り、自民党でさえ「筋」とした「海上保安庁の活用」は実現しない。

 (編集委員・半田滋)

« 米大統領に「警察官訓練」例示 アフガン民生支援で鳩山首相 | トップページ | 2人区以上は複数擁立=参院選、単独過半数に意欲-小沢氏 »

自衛隊海外派兵恒久法」カテゴリの記事