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許すな!憲法改悪・市民連絡会

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2009年5月12日 (火)

読売の高笑いが聞こえる~小沢代表自任について

小沢辞任の第一報を聞いて思ったのは「あ~ぁ、またやってる」という印象だった。13日の麻生太郎との党首討論を控えて、そのわずか2日前。読売の全国世論調査で、小沢辞任要求が7割になったという報道があった直後のことだ。小沢氏は決断したのが3日だったという説明をしているが……。「豪腕政治家」などという彼への形容は虚構だという私の持論が再度確認されたかたちだ。

この長い記者会見の中で、彼は自党内の事情の説明にすべてを費やしただけだった。党の結束、挙党一致云々……。西松疑惑と彼の金権体質の問題については頑固に説明を拒否した。彼がどこに足場と目線を置く政治家であるかはこの一事で明確だ。民衆に基盤を置く政治を目指すなら、自分が間違っていないというかぎり「説明責任」など、他人に言われなくても、当然のことで、繰り返しあらゆる機会を使って説明を行うべきだろう。この点で小沢は「あ~う~」の大平元首相に代表されるような1時代前の古い体質をもった政治家だ。「東北人は口下手だから」などという弁解をされるのは、東北人が迷惑するというものだ。小沢氏は党首を降りても、政治家をつづける以上、この西松疑惑の説明から逃れられない。

しかし、小沢辞任を迫ったなかに、多くの民衆の正論とともに、「読売」などの反動勢力があったことも見逃すことはできない。読売は次の総選挙での自公与党政権の継続のために系統的にキャンペーンをはり、民主党・小沢体制を攻撃してきた。福田を使っての大連立構想が失敗したあと、読売は「政局の小沢」を攻撃することで、民主党の統一と野党の共闘に攻撃を絞ってきた。インド洋派兵、ソマリア派兵、憲法審査会、集団的自衛権、日米同盟などなど、小沢体制の下での民主党が煮え切らない事への不満からである。この読売の企ては極めて危険だ。いま、ナベツネは高笑いをしているだろう。小沢を退陣に追い込んだあと、読売などの連中が狙ってくるのは、まさにここだ。このために小沢の西松疑惑につけ込んだのだ。
小沢に変わって、誰が代表になるかは不明だが、「政権交代能力」「独自の政策」などという脅しに乗ってこうした問題で、野党共闘を乱すのは愚の骨頂だ。永田町の森の中には狐も狸も、ヌエもいる。民主党の「若手」と呼ばれメディアにちやほやされる人びとの中に、これらに乗せられるような危険な傾向があることを注視しておかねばならない。

いま、この国会では補正予算の問題をふくめ、歴史に残るような恥ずかしい悪政が麻生政権のもとで繰り広げられている。グアム移転協定、海賊対処新法など許し難い政策が相次いでいる。ともあれ、目前は自公政権を打倒し、この悪政をとめることだ。民主党の新執行部はこの目標を忘れてはならない。(高田)

http://www.asahi.com/politics/update/0511/TKY200905110248.html
http://www.asahi.com/politics/update/0511/TKY200905110248_01.html
http://www.asahi.com/politics/update/0511/TKY200905110248_02.html
「連休中、熟慮を重ねて結論」小沢代表の辞任会見(全文)

小沢代表

【冒頭発言】

 申し上げます。メモにしてきましたので、あとで諸君にも配りますけれど、メモを読み上げさせてもらいます。

 「挙党一致をより強固にするために」ということで、来る衆議院総選挙での必勝と、政権交代の実現に向け、挙党一致の態勢をより強固にするために、あえてこの身を擲(なげう)ち、民主党代表の職を辞することを決意いたしました。

 国民のみなさま、支持者のみなさまに、ご心配をおかけして参りましたことをおわび申し上げますとともに、特にこの3年間、至らぬ私を支えてくださいました同僚議員の方々、党員サポーターのみなさまに心より、御礼を申し上げます。

 もとより今度の総選挙は、国民自身が政権を選択して、自らこの国と国民生活を救うまたとない機会であります。 民主党にとっては悲願の政権交代を実現する最大のチャンスであります。民主党を中心とする新しい政権をつくり、「国民の生活が第一。」の政治を実現して、日本の経済社会を根本から立て直すこと。そして政権交代によって日本に議会制民主主義を定着させること。

 この二つが民主党に課せられた歴史的使命であり、私自身の政治家としての最終目標にほかなりません。日本のために、また国民にとって民主党にとって、そして私自身にとっても、何が何でも、ここで勝たなければならないのであります。

 それを達成するためには、党内の結束、団結が絶対不可欠の条件であります。党内が乱れていたのでは、総選挙に勝利することはできません。

 逆に、挙党一致で臨みさえすれば、必ず勝利することができると確信しております。 私が代表の職にとどまることにより、挙党一致の態勢を強固にするうえで、少しでも差し障りがあるとするならば、それは決して私の本意ではありません。政権交代という大目標を達成するために、自ら身を引くことで、民主党の団結を強め、挙党一致をより強固なものにしたいと判断した次第であります。

 まさに身を捨て、必ず勝利する。私の覚悟、私の決断は、その一点にあります。連休中、熟慮を重ねまして、その結論に達し、決断した以上、党内の混乱を回避するためにも、ただちに連休明けの本日、辞意を表明することにいたしました。

 ただし、国民生活への影響を最小限に抑えるために、09年度補正予算案の衆議院での審議が終わるのを待った上で、速やかに代表選挙を実施していただきたいと考えております。

 重ねて申し上げます。新代表の下で、挙党態勢を確立して、総選挙に臨むことが何よりも重要であります。もちろん私もその挙党態勢の一員として、新代表を支え、総選挙必勝のために、最前線で戦い続けたいと思います。

 国民のみなさま、引き続き民主党をご支持くださいますよう、心よりお願いを申し上げます。ありがとうございました。

【質疑応答】

 記者 「党内の結束」という説明があったが、挙党態勢に不安があったのか?なぜ、この時期に辞めるということになったのか。離党や議員辞職するのでは、という声も党内にあるが、今後の政治活動は?

 小沢氏 あのー、第一点は、皆さん自身がよくお分かりだと思う。連日、みなさんの報道にありますから、それによって、結果として、党内が不安定になったり、みんなが不安になったりしてはいけない。

 私が、その、メディアの批判の矛先の相手であるとするならば、私自身が代わることによって、それがかわされ、そしてみんなが安心して、安定して、総選挙に向けて挙党一致で戦う。そういう態勢を、ぜひ、作り上げてもらいたいし、私も一員として協力していきたい。そう思っている。

 えー、それから、今日、辞意表明をしたからと言って別に、政治家を辞めるわけではない。もう、あと、わずかの総選挙までの期間だ。代表を退いても、全力で政権交代のために頑張りたいと思う。

 記者 辞意決断の経緯。決断したのはいつか。また総選挙対策としてどのような活動をするか。

小沢氏 私が民主党の代表を辞するという決断をしたのは、最終的に連休で、ゆっくり考える時間が出来た時点である。それから選挙のやり方については、質問者も長年見ておられるはずである。選挙必勝の私自身のやり方で、今後も全力でがんばる。

 記者 後継を選ぶ代表選は、政権交代にかける選挙の代表。どのような代表が望ましいか。現時点で意中の人はいるか。衆院選では代表自身が「自分自身の公認が最後で良い」という態度でいまだ公認していない。次期衆院選で立候補するか。選挙区は代表を辞めることでどうなるか。

 小沢氏 辞めていくものが、次の人について論ずべきではないだろうと思っておる。ましてや、いまだ誰が立候補するかも分からない段階だから、質問には答えかねる。

 それからさっき言ったように、別に私これで辞めるわけではない。次の総選挙で勝つことが私の最大の願いであり、それは日本の国にとって、国民にとって必要な政治の転換だというふうに思っているので、どこの選挙区であれ全力で戦い、必ず勝ちぬいて参りたい。

 記者 代表辞任後の新執行部から、「新たな執行部に入ってもらい党幹部の職を続けてほしい」とか「選挙の責任を持つ立場に立ってほしい」と要請されたら。

 小沢氏 いまだ私が辞意表明して、選挙の日取りを始めとする選挙の手続きもいまだ決めていない。それは明日からだ。そして、顔ぶれもどのような方が立つかさえも分からない。だから、新しい代表になってから、なったらどうこうするかという仮定の質問に今答えるべきではないと思う。

 ただ一般論として、党員である以上、みんなで決めたことは守らなければならない。それが民主主義だ。自分は意見が反対だったから守らない、では国会もすべて成り立たない。反対した法律でも多数で成立すればそれは法律だ。皆で話し合いの上まとまれば一番だが、話し合いが付かなければ多数決、選挙ということで決するのが先人の知恵であり民主主義の基本である。

 だから、それによって選ばれたリーダーの命については私ばかりでなくして全員が守っていかなければならないと思っている。

 記者 自身の進退について政権交代可能かどうかを判断基準にすると繰り返し言っていた。この状態で選挙に勝てる判断や、国民の理解を得られる判断を示してきたが、その発言に比べて今日の発言は乖離(かいり)があるが。どう判断が変わったか。

 小沢氏 全く私の話を今聞いていただき、配ったメモを読んでいただければ何の乖離も何の矛盾もない。

 民主党にとって挙党一致、団結して力を合わせて国民に訴える態勢さえできておれば、
必ず国民の信頼を得られると思っている。

 その意味で私は今日でも民主党は国民の理解を得られると思っておるけれども、そのことをさらに万全なものにするために少しでもマイナスの部分は、この際自分自身が身をひくことによって、取り除いていきたい。

 そして、何としても政権交代を実現したい。それが国民のためであり、我々民主党の使命であると考えているということだ。

 記者 選挙と政権交代のための辞任ということだが、党内と有権者からは辞任自体が遅すぎだ、遅すぎることで党にダメージを与えたという意見もある。離党、議員辞職も選択肢にあるか。

 小沢氏 なぜ離党、議員辞職しなければいけないか。

 記者 献金事件にまつわるイメージを民主党から離すために離党すべきではないかという意…。

 小沢氏 (遮って、語気を荒らげる)私は政治資金の問題について一点のやましいとこもない。法律に従ってきちんと処理し報告している。

 また、今回は政治的な責任で身をひくわけでもない。皆さんのお力添えのお陰で、私が3年前に代表職を引き継いだときには本当に1けたの支持は1けた台だったと思うが、いま、皆さんの懇切丁寧な報道ぶりにもかかわらず20%以上の支持を持って自民党とほぼ拮抗(きっこう)している。

 私はそういう意味において、ほんとうに国民皆さんの理解がわが党に対する理解、そしてやはり政治は変えなくてはいけないという理解が進んでおる証左だと思っている。私も微力ながらそのことに多少なりとも貢献してきたのではないかと思っている。あなた会社どこだっけ?(記者 日本テレビ)日本テレビでもよく国民の皆さんの調査をしてみて下さい。

 記者 3月の西松報道以来、バッシングもあったが小沢総理を求める声が多数あった。その声に応えられなかった無念の思いはあるか。

 小沢氏 個人的に私を強く支持してくださる方は、私が民主党代表として総選挙に勝ち総理大臣になることを願っていてくれたことと思う。

 しかし私は、私自身が何になるならないということは全く自分にとっては問題ではない。民主党が中心にして、とにかくこの長期政権、腐れ切った政権を変えなくてはいけない。

 政権交代、それが果たされれば私自身にとってまったく本懐であり、それ以上の期待をしてくれた支持者の方がおったとしたら申し訳ないことではあるが、私は政治家としてはまったく政権交代、国民生活第一の政治、国民サイドに立った政治、日本における議会制民主主義の確立、これが樹立されれば、少なくともそのスタートを切れるということを、自分の目で確かめることが出来るとしたならば、それはまさに政治家の本懐、男子の本懐、そう考えておる。

 司会 以上で終了します。

 小沢氏 はいどーもありがとう。

http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20090511-OYT1T01127.htm
小沢代表辞任 世論に追い込まれた末の退場(5月12日付・読売社説)

 厳しい世論に追い込まれた末、「政治とカネ」に関する説明責任を果たさないまま、遅きに失した退場と言えよう。

 民主党の小沢代表が記者会見し、辞任する意向を表明した。西松建設の違法政治献金事件で公設秘書が逮捕、起訴された問題の責任を取ったものだ。

 小沢代表は、「来る衆院選での必勝と、政権交代の実現に向け、挙党一致の態勢をより強固にするため、あえてこの身をなげうつことを決意した」と強調した。

 大型連休中に進退問題を熟慮した結果、自らの辞任が次期衆院選での民主党の勝利に貢献する、と判断したという。

 ◆説明責任は果たされず◆

 小沢代表は公設秘書の政治資金規正法違反罪での起訴後、いったんは代表続投を表明した。

 だが、党内では、「小沢代表の下では次期衆院選を戦えない」との危機感から、代表の自発的辞任を求める声が広がっていた。小沢代表は、この声を覆すだけの反論ができなかった。

 小沢代表は、「この種の問題で起訴という事例は記憶にない」などと検察批判を展開したが、政治家に極めて近い公設第1秘書が起訴された事実は重い。

 今後、秘書の公判が始まれば、小沢代表側と西松建設との関係が国民の目にさらされるだろう。建設会社から長年、巨額の政治献金を受け取る行為は、古い自民党的な金権体質そのものだ。衆院選への影響は計り知れない。

 読売新聞の最新の全国世論調査では、小沢代表続投について「納得できない」との回答が7割を超えている。

 一時は20%を切った麻生内閣の支持率は上昇し、30%に迫りつつある。麻生首相と小沢代表のどちらが首相にふさわしいかという質問でも、麻生首相が小沢代表を上回り、その差を広げている。

 こうした厳しい世論の背景にあるのは、小沢代表が西松建設事件の実態について、説明責任を果たしていないことだ。

 鳩山幹事長らは再三、小沢代表に国民向けの説明を行うよう進言したが、実行されなかった。小沢代表の辞任記者会見でも、事件で「心配をかけた」支持者への謝罪はあっても、政治献金に関する具体的な説明はなかった。

 小沢代表は自らを「口べた」と称するが、野党第1党党首として首相を目指す以上、そうした言い訳は通用しない。自らの立場を国民に説明し、理解を得るのは、首相に不可欠な基本的資質だ。

 民主党の国会対応が最近、精彩を欠いていたのも、小沢代表の進退問題と無縁ではない。

 小沢代表が避け続けていた首相との党首討論も、ようやく13日開催が決まったが、小沢代表辞任で再び先送りされる。

 ◆民主党は政策を見直せ◆

 民主党に今、求められているのは、迅速かつ民主的な手続きによる後継選びと、新たな党首の下での結束だろう。後継代表には、岡田克也副代表や鳩山幹事長などの名前が挙がっている。

 次期衆院選が迫る中での代表交代だけに、党内には、混乱を懸念する声もある。

 民主党は、小沢代表ら自民党出身者のほか、旧社会、旧民社党系など、様々な出身の議員で構成される「寄り合い所帯」の政党だ。小沢代表以外に党を束ねる強力な指導者がいないというのが、代表続投の主な理由だった。


 だが、小沢執行部の退陣は、小沢代表主導による政局・選挙一辺倒の姿勢を是正し、政策の見直しを図る好機でもある
。小沢代表が決定した政策や方針には異論を唱えられないような風潮は当然、改めるべきだ。

 民主党はかねて、最低保障年金制度や子ども手当の創設など、20兆円以上の新規政策の財源が不明確だ、と批判されている。今後、社会保障費の増大が見込まれる中、消費税率の引き上げを封印したままで本当によいのか。

 民主党の弱点とされる外交・安全保障政策の論議も、避けてはなるまい。インド洋での海上自衛隊の給油活動やソマリア沖での海賊対策などで、より現実的な政策を打ち出し、政権担当能力を示すことが必要ではないか。

 ◆衆院選の時期にも影響◆

 小沢代表が新体制でどんな役割を担うかも一つの焦点だ。

 小沢代表はこの20年間、常に日本の政界で重要な地位を占めてきた。代表辞任が「小沢時代」の大きな節目となるのか、あるいは影響力を保持し続けるのか。

 民主党の代表交代は、今秋までに必ず行われる衆院解散・総選挙にも影響するだろう。

 民主党の新たな代表と執行部、その打ち出す政策が、国民にどんな評価を受けるのか。麻生首相はその点を見極めながら、解散のタイミングを探ることになる。

 自民、公明の両与党も、漫然と対応することは許されまい。政権公約(マニフェスト)の策定・充実などを通じて、新しい民主党との政策競争の準備を急ぐことが求められよう。

(2009年5月12日01時33分  読売新聞)


http://www.jiji.com/jc/zc?k=200905/2009051101038&rel=j&g=pol

「説明責任果たしてない」=共産・社民、小沢氏を批判

 共産、社民両党は11日、民主党の小沢一郎代表が辞任を表明したことについて「小沢氏本人の説明責任は果たされていない」(市田忠義共産党書記局長)などとそろって批判した。
 市田氏は記者会見で、「西松建設絡みの献金疑惑について、国民の厳しい批判の前に辞任せざるを得なくなったのが事の真相だ。辞めて済む話ではない」と指摘。民主党の対応に関しても「党として自浄努力の動きはなかった」と切り捨てた。
 社民党の福島瑞穂党首も会見で「政治とカネの問題について国民の疑問に答えていない」と述べた。ただ、「誰が民主党の代表になっても、野党共闘して自民党政治を倒す」として、民主党と協力していく方針に変わりはないことを強調した。

 一方、国民新党の亀井久興幹事長は国会内で記者団に「民主党の結束をさらに強めていくために決断したということだから重く受け止めたい。民主党を中心とした(野党の)協力関係には何ら変わるところはない」と語った。 (2009/05/11-23:35)

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik09/2009-05-12/2009051202_01_1.html
主張
小沢代表辞任
説明の責任果たされていない

 準大手ゼネコン「西松建設」から違法な献金を受け取り、政治資金収支報告書でうその届け出をしていた疑いで政策第一秘書が逮捕・起訴された問題で、小沢一郎民主党代表がようやく代表の辞任を表明しました。秘書の逮捕から二カ月余、起訴からだけでも一カ月半になります。

 小沢氏は潔白を主張し、疑惑の解明も責任を明らかにすることも拒み続けてきました。辞めたからといって疑惑を国民に説明する責任が果たされたわけではありません。小沢氏は引き続き説明の責任を果たすべきです。

疑惑自体に反省がない

 小沢氏は記者会見で辞任を決めた理由について、「次期衆院選での必勝、政権交代実現のため」で「挙党一致をより強固にするため」といいました。しかし、違法献金をめぐる疑惑については「一点もやましいことはない」と開きなおっただけで、具体的な説明はしませんでした。要は選挙に勝つか負けるかの党略的な判断優先で、疑惑の解明はそっちのけの態度です。

 小沢氏は秘書が逮捕・起訴されてからこれまで、誰からの献金かいちいちせんさくしないとまでいって疑惑の解明に背を向け、「選挙に勝つ」ためだとして自らの辞任を拒否してきました。選挙に不利だとみると辞任を言い出すなどというのは、国民に対して二重三重に無責任な態度です。

 小沢氏が民主党の代表を辞めるかどうかは、小沢氏と民主党が決めることです。しかし、ゼネコンから政治団体を偽装した違法な献金を受け取り、うそを届け出ていたという疑惑は、軽々にすませていい問題ではありません。

 政治資金規正法は政治家個人への企業献金を禁止しています。政治家に政治資金の収支の届け出とその公開を義務付けているのは「政治活動が不断の監視と批判のもとに行われるようにするため」(政治資金規正法第一条)です。違法な企業献金を長期にわたり受け取りながら、その事実を隠すうその届け出は制度自体の根幹を崩すものです。

 だいたい営利が目的の企業が政治家に献金するのは、見返りを期待するからです。実際、小沢氏に絡む「西松」の献金をめぐっても、東北地方などでの公共事業とのかかわりが指摘されてきました。

 この点では、「西松」から巨額の献金を受け取っていた、二階俊博経済産業相らも同様です。

 衆院の政治倫理綱領は、疑惑をもたれた政治家は「真摯(しんし)な態度を持って疑惑を解明し、その責任を明らかにするよう」求めています。小沢氏が違法献金疑惑について国民への説明責任を果たしてこなかったのは、政治家として真摯さに欠けるものであり、それだけでも資質がないといわれて当然です。

民主党の責任も重大

 小沢氏にかかわる「西松」違法献金疑惑は、民主党が金権腐敗体質という点で自民党とまったく変わらないことを改めて証明したという点でも見過ごせません。自民党にも民主党にも金権腐敗への自浄努力が見られません。

 民主党が党として小沢氏を問いただすこともせず、辞任を言い出すまでやめさせようともしなかったのは重大です。その点への根本的な反省がない限り、誰が代表になっても国民からのきびしい批判を免れることはできません。

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