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許すな!憲法改悪・市民連絡会

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2009年5月 4日 (月)

憲法記念日集会  『生存権』切実

昨日の東京集会の報道。東京新聞と毎日新聞の記事だが、朝日は改憲派の数百人の集会を先に書いて、その10倍もの5/3集会と対等に並べるという「バランス感覚」ぶりの記事。権力へのチェック精神が失われている。この2社の記事には正常なバランス感覚が見られる。(高田)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2009050402000061.html
憲法記念日集会  『生存権』切実

2009年5月4日 朝刊

日比谷公会堂での集会後に、銀座をパレードする益川敏英京産大教授(中央)ら=3日、東京・銀座の数寄屋橋交差点で

 六十二回目の憲法記念日となった三日、各地で開かれた集会では「生存権」が語られた。これまで憲法集会といえば「九条」が中心。ところが、格差の広がりで失業や住居を失う人が急増、「健康で文化的な最低限度の生活」が揺らいでいると憲法二五条がクローズアップされた。若者を中心に、参加者に生存権や憲法について聞いてみた。

 東京都千代田区の日比谷公会堂で開かれた「生かそう憲法 輝け九条」には四千二百人が参加した。作家の落合恵子さんが「苦しむ人々に『全部あんたの責任よ』と言うことで済むのか。健康で文化的な生活を、私たちは営む権利を持っていたはず」と訴えた。

 屋外の大型画面でこの講演を聴いた江東区の女性保育士(28)は「若い人がもっと集会に参加して、声を大きくしていくことが大事だと思う」。通りがかりに耳を傾けた日野市の会社員横倉雅大さん(25)は「憲法には詳しくないが、普通の人が普通に暮らすことが難しい国とは、どうなのかなと思う」と話した。

 ノーベル物理学賞を受賞した京都産業大の益川敏英教授は講演で「憲法九条の改悪に向けての足音がする。日本人はそれほどばかじゃないので、やすやすとは許さないと信じている」と訴えた。

 立川市の立川柴崎学習館で開かれた「市民のひろば・憲法の会」は、派遣切りや平和運動などがテーマ。市民団体「府中緊急派遣村」の東浩一郎さん(43)は「精いっぱい働いてきた労働者が会社から追われている。憲法は国民が国を律するための法。生存権の意味を見つめ直してほしい」と呼びかけた。

 横浜市の保土ケ谷公会堂で開かれた集会では、東京都中央区の会社員、竹渕浩幸さん(32)は「失業などで生活が脅かされている人たちを孤立させないことが大事だ。集会を通じて連携することが必要」と強調した。

 東京都新宿区の早稲田大学で、憲法の講演会を聴いた政治経済学部二年の村上弘美さん(20)は「下宿近くの公園や道路で、ホームレスの人がどんどん増えている。政府はもちろんだけど、民間団体が大きな力になれば」。同区の四谷区民ホールで、改憲派の国会議員らの集会に参加した会社経営者の男性(31)は「九条を改正して自衛権を確立しなければ、この国の将来が不安」と話していた。
◆社会全体の議論を

 ジャーナリストの斎藤貴男さんの話 生存権がテーマになった集会が多いのは、憲法25条が重要なのに形骸(けいがい)化していると、年末の派遣村の映像がみんなに知らしめたからだ。しかし、生活保護などの問題に矮小(わいしょう)化せず、構造改革が生んだ不公正な社会の議論が必要だ。

 最近は北朝鮮のミサイル騒動や海上自衛隊のソマリア派遣など、日本人が狙われやすいというプロパガンダ(宣伝)で、憲法9条を取り巻く環境が急速に悪化している。25条だけでなく、9条が忘れ去られてもいけない。
◆教育格差も顕在化

 佐藤司・神奈川大名誉教授(憲法学)の話 格差社会の到来が、生存権の重要性を高めている。これまで生存権の主要テーマは、年金や生活保護などだったが、高齢化社会の進展で介護の負担や劣悪な施設に苦しむ人たちの存在も浮き彫りになっている。

 生存権は文化的な生活も保障している。憲法26条の教育権とも関連するが、貧困家庭の子弟が十分な教育を受けられない教育格差も顕在化している。多くの今日的な問題とかかわっているのが生存権だ。

http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090504k0000m040050000c.html
憲法記念日:護憲・改憲 今年も各地で集会

 憲法記念日の3日、護憲、改憲の立場による集会が各地で開かれた。安全保障や最低限の生活を営む生存権など、憲法施行から62年となる今年もさまざまな意見が交わされた。【明珍美紀、山本将克】

 東京都千代田区の日比谷公会堂では「生かそう憲法 輝け9条」を合言葉に「5・3憲法集会」が開かれた。

 作家の落合恵子さん(64)は、2年前に他界した母の介護体験などを交えながら「この国では自己責任という言葉が駆け回るが、介護やリハビリが必要になったとき、それらを求めることは自己責任の問題なのか」と発言。「怒りや異議を表明することも私たちの権利」と強調した。

 ノーベル物理学賞受賞者で京都産業大教授の益川敏英さん(69)は「人類の歴史は大きな目でみれば進歩している。平和憲法の危機も日本人は乗り越えなければならない」と話した。主催者側によると、集会には約4200人が参加した。

 改憲派の国会議員や学識経験者らでつくる「新しい憲法をつくる国民会議」は東京都新宿区の四谷区民ホールで大会を開き、約500人が出席した。

 同会議の清原淳平会長代行は、陸海空軍などの戦力を持たないなどとした「9条」を取り巻く現状について「現実との間にギャップが生じている。(改憲、護憲派とも)戦争をしたくないのは同じ。独立国にふさわしい改正が必要だ」とあいさつ。

 小池百合子元防衛相は、ソマリア沖の海賊対策について「国際貢献をする度に憲法の行間を埋める法律を作っている」と指摘。「憲法改正の王道を進むことが我々の任務で、総選挙後に政治は大同団結すべきだ」と述べた。

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik09/2009-05-04/2009050401_01_1.html
9条生かし核も戦争もない世界を
憲法施行62年 各地で多彩に
益川さん・志位委員長ら発言 東京

 憲法施行から六十二年を迎えた三日、全国各地で「憲法を守り、生かそう」「憲法改悪は許さない」と、多彩な集会や行動がとりくまれました。

(写真)憲法集会で志位委員長のスピーチを聞く参加者=3日、東京?日比谷公会堂

 東京では、「憲法集会」(憲法会議、許すな!憲法改悪・市民連絡会など八団体で構成する実行委員会)が日比谷公会堂で開かれました。開場二時間前から長蛇の列ができ、開会後、会場に入りきれず外に設置されたオーロラビジョンを視聴する人など、あわせて四千二百人が参加しました。

 スピーチでは、作家の落合恵子氏が歌をまじえ、ノーベル物理学賞受賞者の益川敏英氏がユーモアをまじえて訴えました。社民党の福島みずほ党首は、「憲法『改正』をくいとめる一歩となる集会。憲法を輝かせるためにがんばりたい」と語りました。

 日本共産党の志位和夫委員長は、「核兵器廃絶と日本国憲法九条」をテーマに発言。憲法九条には、「二度と戦争を起こしてはならない」という決意とともに、「核戦争を絶対に阻止したい」という願いが込められており、それを世界の人びとによびかけたところに、この条文の世界史的な意義があるとのべ、「核兵器のない世界、そして戦争のない世界を築くため、ともに力を合わせよう」と訴えました。

 「憲法を守ってきた人たちに、私たちは守られている」と話す女性(51)は、「戦争のきな臭さに声をあげていきたい」と語ります。東京・北区に住む男性(26)は、妻と二人の子どもといっしょに参加し、「核兵器も戦争もない世界を、というよびかけは本当にその通り。運動を広げたい」と語りました。国分寺青年九条の会の女性(27)は、「自分にもできる運動がある。みんなで楽しく平和を守っていきたい」と話しました。
銀座をパレード

(写真)左から、大黒、笠井、志位、市田、益川、(1人おいて)福島の各氏ら

 東京・日比谷公会堂で開かれた「憲法集会」後の銀座パレードには、日本共産党の志位和夫委員長、ノーベル物理学賞受賞者の益川敏英氏、社民党の福島みずほ党首、全労連の大黒作治議長らが先頭に立ったのをはじめ、日本共産党の市田忠義書記局長、笠井亮衆院議員が参加しました。

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