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2009年4月 5日 (日)

産経【主張】ソマリア海自 外国船救出は当たり前だ

昨日もブログに少し書いたが、産経が本日、報道記事とあわせて「主張」を載せた。この行動は産経も認めているように、今回の海自護衛艦の派遣の根拠法とした自衛隊法82条の海上警備行動の政府解釈違反である。「人道」を名目に自衛隊の現場が明らかに脱法行為をやったわけだ。できないものはできないのだ。なしくずしに脱法行為をやることは、法治主義の原則を破壊するものだ。産経が引用している国連海洋法条約100条も「すべての国は、最大限に可能な範囲で」としている。これは日本の「可能な範囲」ではないのだ。(高田)

産経【主張】ソマリア海自 外国船救出は当たり前だhttp://sankei.jp.msn.com/politics/policy/090405/plc0904050309006-n1.htm
 アフリカ・ソマリア沖で海賊対策のために派遣されている海上自衛隊艦船が、外国船からの要請を受け、接近してくる不審船を追い払った。

 大音響を発する装置などを使用したもので妥当な対応である。一部に問題視する向きがあるが、危難に遭遇している外国船を救助しないほうが人道上の配慮を欠き、おかしい。

 日本が批准している国連海洋法条約100条は「すべての国は、最大限に可能な範囲で、公海などにおける海賊行為の抑止に協力する」とうたっている。国連安保理も加盟国に海賊抑止を求めている。海賊行為の抑止は国際社会の一員としての責務でもある。

 海自はこれからも、人命救助のために必要かつ適切な措置を取るべきである。

 海自部隊は日本関係船舶3隻を護衛しながらアデン湾を航行中、シンガポール船籍のタンカーから、「不審な小型船が接近している」との連絡を受けた。護衛艦「さざなみ」は護衛を中止し、小型船に接近してサーチライトを照射したり、大音響を発する装置で「こちらは海上自衛隊」と伝えたりした。海賊とみられる小型船は離れ、タンカーは難を逃れた。

 海自派遣の根拠は自衛隊法による海上警備行動だ。警護対象は日本関連船舶とされ、外国船の救助は問題という指摘がある。

 防衛省によると、今回は船員法14条の「船長は、他の船舶の遭難を知ったときは、人命の救助に必要な手段を尽くさなければならない」との規定を適用したという。海上警備行動も「海上における人命もしくは財産の保護又は治安の維持のため」とうたっている。外国船を救出してはならないとの規定にはなっていない。守れるのは「日本人の人命と財産」とする政府解釈こそ問題なのだ。

 

ただ、海自が外国船を守るために強制措置を取ることは想定されていない。だからこそ、先月13日に国会に提出された「海賊対処法案」の早期成立が必要である。すべての船舶を保護対象とし、停船命令に応じず民間船舶に接近してくる海賊への船体射撃が認められる規定になっているからだ。

 この法案は近く衆院で審議される。先月発表された内閣府の世論調査では、自衛隊の海賊対処を63%が支持している。民主党も法案の修正を探っている。海賊抑止へ実効性がきちんと確保できるよう知恵を出し合うべきだ。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090405-00000064-san-pol
海自、海賊船に初対処 外国船舶を救援 ソマリア沖

4月5日7時57分配信 産経新聞

 海上警備行動発令を受けてアフリカ・ソマリア沖に展開中の海上自衛隊の護衛艦が4日(現地時間3日)、警護対象外の船舶から「海賊らしき船に追われている」との無線連絡を受け、特殊音響を発する装置やサーチライトで同船を追い払った。今回の派遣で護衛艦が海賊船に対処したのは初めて。

 防衛省によると、4日午前2時40分(現地時間3日午後8時40分)ごろ、日本関係船舶3隻を護送中の護衛艦「さざなみ」が救援を求める無線を傍受し、10分後に現場海域に到着。不審な小型船舶にサーチライトを照らしたり、音響装置で接近を妨害した上で、スピーカーからソマリ語で「われわれは海上自衛隊だ」と警告したところ、不審船舶は現場を離脱したという。

 無線を発したのはシンガポール船籍のタンカー「オーシャン・アンバー」。一方、同船に接近していた小型船舶はダウ船(イスラム圏の伝統的帆船)のような形状で、後ろに3隻のボートがついていた。

 「さざなみ」は日本時間の3日夜から日本関係船の船団後方について護送を開始し、アデン湾を東から西に航行中だった。シンガポール船は船団から約7キロ南に離れた位置を西から東へ航行していた。

 海上警備行動は護衛対象を日本関係船舶に限っているが、防衛省事態対処課は「武器使用など海上警備行動の権限を行使しているわけではなく、救難要請に対し、できることをやるのは必要な行為」と説明している。

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