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2009年1月26日 (月)

朝雲:どう取り組む 海賊対策<中>/排除できない「交戦」 制約多い特警隊の派遣

この記事はまだ(下)がない。サイトを開くと海自特警隊の訓練写真も載っている。報道で見る海賊とダンチの攻撃的装備だ。必見。(高田)
http://www.asagumo-news.com/news.html

どう取り組む 海賊対策<中>/排除できない「交戦」 制約多い特警隊の派遣

不審船対処の訓練を行う海自特別警備隊。海賊対策には最適の精鋭部隊だが、派遣には制約も多い

 ソマリア沖への海自艦艇派遣が決まった場合、部隊編成や装備はどうなるだろうか。海上警備行動では「日本船舶の護衛」が任務となるが、もし近くの外国船がSOSを発したら、部隊は現場海域に急行し、そこで海賊船と対峙する可能性も排除しきれない。
 「各国海軍の派遣艦艇は海賊に対処するため、武装ヘリと特殊部隊を乗せているところが多い」と話すのは海洋政策研究財団の秋元一峰主任研究員(元海将補)。
 海賊行為を止めさせるには、ヘリや特殊部隊を前面に出し、武装勢力を実力で排除するしかない。海自の武装ヘリは機銃を搭載する最新型のSH60K哨戒ヘリであり、海賊に対抗できる特別の訓練を受けた部隊は特別警備隊(江田島)となる
 特別警備隊は、密輸を行う不審船の立ち入り検査や侵入した武装工作船への対処などが主任務だ。時速40ノット(74キロ)の特殊ボート「特別機動船」を駆って上空のヘリとともに不審船を追跡、実力で停船させ、海空から移乗して積荷などを調べる能力を有している。
 部隊が運用する特別機動船は全長約11メートル、幅約3メートルで、完全武装の1個チームが乗船。通常2隻を同時に運用し、互いに援護しながらヘリとともに作戦に当たる。仮にソマリア沖に特警隊を派遣する場合は、特別機動船を2隻運べる「母艦」が必要となる。
 だが、特別機動船は小型ヘリ並みの大きさがあり、2隻を搭載できる艦は海自にもそう多くない。海賊発見後、同船をすぐ海面に降ろせる状態にしておくには広い甲板スペースと大型クレーンが要る。
 特警隊の母艦として最適のスペックを持つのは、砕氷艦「しらせ」のような大型艦だが、「しらせ」に匹敵する能力を持つのは大型輸送艦「おおすみ」型くらいだ。同艦は艦尾にエアクッション艇格納庫を持つため、ここから特別機動船の発進が可能。ただ同艦はヘリ搭載型でなく、たとえヘリを「貨物」として載せても、飛行管制をしたり整備する能力はない。
 ほかに掃海母艦「うらが」型などもあるが、輸送艦と同様に速力は22ノット(約40キロ)と遅く、海賊船の追跡には向かない。
 一方、護衛艦は速力で優るが甲板には速射砲や各種ミサイル、艦載ヘリなどを搭載しているため特別機動船を積む場所はない。ヘリを降ろしてなんとかスペースを作れるのはヘリ3機搭載型の「はるな」型、「しらね」型(DDH)くらいだ。全通甲板を持つ新DDH「ひゅうが」は今年3月の就役で、乗員訓練のため年内の投入は無理だ。
 特別機動船を現地に持ち込まない選択肢もあるが、汎用護衛艦(DD)搭載の小型ゴムボートや内火艇では余りに脆弱で、特警隊員の安全を考えれば望ましい選択ではない。
 現地では海賊と各国艦艇の銃撃戦も起きている。インド艦は攻撃してきた海賊船を撃沈し、英艦は1982年のフォークランド紛争以来という“海戦”まで経験している。
 海賊は小銃や機関銃のほかロケット弾なども装備。もし交戦となれば、取り締まる側の被害も十分考えられ、防弾板などで人員の安全を図ることも必要になる。
 現地では、たとえ海賊を拘束できても現場部隊は司法権限を持たない。「せっかく捕まえても、その場で海賊を釈放するしかない」(秋元氏)というのが現状だ。このため、司法警察権を持つ海上保安官が同乗することになりそうだが、拘束した海賊を日本まで連れてきて裁判にかけるのかどうかといった問題も出てくる。海賊の取り締まりをどの段階まで行うのか、さまざまなケースを想定して部隊の運用範囲をしっかり決めておくことが派遣の前提となる。

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