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許すな!憲法改悪・市民連絡会

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2008年12月 2日 (火)

麻生内閣支持率、危険水域に 問われる「底力」(産経紙報道・社説)

http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/081202/stt0812020318000-n1.htm
【主張】内閣支持率下落 政権の責務を再確認せよ

産経新聞とFNN(フジニュースネットワーク)の合同世論調査で、麻生内閣支持率が発足当初から約17ポイント下落して3割を割り込んだ。

 主因は麻生太郎首相本人である。政権発足から2カ月を経て、定額給付金をめぐる政策決定の迷走や、重要政策に関する首相発言がぶれているためだ。失言も少なくない。このままでは政権維持が困難になる水準に近づいてこよう。

 首相はこの事態を危機的状況と認識し、優先すべき政策課題の実現に邁進(まいしん)すべきだ。

 これまで「党首力」が問われた小沢一郎民主党代表との比較では、首相の方が演説がうまく、その主張には説得力があるという受けとめが大勢だった。

 ところが、世論調査では説得力で小沢氏に大きく後れをとり、討論にも強くないと評価された。11月28日に両氏の間で初めて行われた党首討論が、国民の評価に影響を与えたと考えられる。

 米国発の金融危機を受け、政局より政策を優先させる判断を首相は自ら示しながら、追加経済対策を裏付ける第2次補正予算案の提出を来年の通常国会に先送りした。解散も見送った。

 国民にはわかりにくいやり方であり、党首討論では小沢氏がその矛盾を突き、首相は防戦に追われてしまった。

 政府・与党は今後、来年度予算編成作業とともに、道路特定財源の一般財源化や社会保障の安定財源としての消費税の位置づけなど重要な政治判断を求められるテーマを抱えている。定額給付金の円滑実施にも不安が残る。

 首相としては懸案を一つずつ解決することで問題処理能力を示していくしかあるまい。

 党内外に異論のあるテーマについて、関係閣僚や与党の政策担当者らとの十分な協議を経て、最終判断は首相が下す。一度決めた方針が揺らぐようなことはさせない。奇をてらわず、着実に成果を積み上げるべきだ。

 与党内には首相の口を閉ざさせ、「安全運転」に徹するよう要求する空気もある。予算編成時期を迎えて族議員がさらに増長することになれば、自民党に対する国民の信頼は失墜するだろう。

 民主党も政党支持率を落としている。政策面で自民党より信頼を得ているとは思えない。政権担当能力を両党が競い合う必要性は、さらに高まっている。

http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/081201/plc0812012241015-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/081201/plc0812012241015-n2.htm
麻生内閣支持率、危険水域に 問われる「底力」
2008.12.1 22:41

 産経新聞とFNNの合同世論調査で内閣支持率が27・5%となり、麻生太郎政権は発足後わずか2カ月余りで危険水域に突入した。小沢一郎代表が率いる民主党は攻勢を強めることは確実で与党にも不協和音が響きだした。今こそ首相の「底力」が問われている。

 支持率急落の原因は枚挙にいとまがない。連夜のホテルのバー通いを批判されて番記者に逆ギレしたことや、「未曾有」などの読み間違いなどは「ご愛きょう」としても「医師は社会常識が欠けている人が多い」などの失言は極めて不適切であり、釈明の余地がない。

 もっと深刻なのは、麻生政権の目玉政策である定額給付金の所得制限をめぐり首相の発言がブレたことだろう。道路特定財源の1兆円の地方移譲でも「交付税化」を明言し、後に修正した。集団的自衛権をめぐる政府の憲法解釈についても「変えるべきだ」との発言をいつのまにか大幅に後退させてしまった。

 これでは中川秀直自民党元幹事長から中国の格言「綸言(りんげん)汗の如し」を例えにあざけられても仕方あるまい。「行政の長」である首相の言葉は大部分が実現に向けて動き出すからこそ他の政治家とは比較にならぬ重みを持つ。その言葉が揺らげば多くの人が右往左往させられるだけに人心は一気に離れていくものだ。

 そこでぜひ首相に、わずか20人の小派閥の領袖がなぜ自民党総裁となり、首相の座を射止めることができたかを思い返してほしい。
吉田茂元首相の孫である血統の良さ、ダンディーな立ち居振る舞い、毒舌やジョークなどは一因かもしれないが些末なことにすぎない。やはり政治家・麻生太郎の「発信力の強さ」を多くの人が認めたからこそ、首相に推挙されたのではなかったのか。

 首相がその発信力を見せつけたのは平成19年秋の自民党総裁選だった。麻生派を除く8派が福田康夫前首相の支持を表明し、「負け戦」が確定した中での首相は鬼気迫る演説を繰り広げ、主役のはずの福田氏を食ってしまった。これに魅了された若手・中堅が数多く派閥の意向に逆らって麻生支持を打ち出したからこそ総裁への道が開けたのだ。福田氏が断腸の思いで政権を手放したのも、麻生氏の発信力に自民党再生の望みを託したからではなかったのか。

 首相は自他とも認める楽天家である。世界的な経済危機により国民の不安が黒雲のように広がる中、「日本はとてつもない国だ。日本の底力はすごいんだ」と言い切ってしまうからこそ、国民は閉塞(へいそく)感を吹き飛ばしてくれると期待したのではないか。

 だからこそ首相には堂々と、そして熱く国家を語ってほしい。どうやって景気を回復させるかではなく、どういう国を目指すのか。世界の中でいかにリーダーシップを果たすのか。昭和27年4月28日、サンフランシスコ講和条約が発効した日、祖父に連れられ、靖国神社を参拝し、祖国の独立を報告した際に感じた使命感を今こそ思い起こしてほしい。(石橋文登)

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