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許すな!憲法改悪・市民連絡会

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2008年12月 8日 (月)

加藤周一さんの「羊の歌」

本日の東京新聞のコラム「筆洗」が加藤周一さんについて書いている。
今日は12月8日、日米開戦の日、戦争反対を語りつづけた加藤さんの偉大さに心から敬意を表したい。九条の会がつくったブックレット「加藤周一が語る」が加藤さんの戦争観を紹介している。ぜひ読んでほしい。私の師匠である故・山川暁夫がつねづね語っていた「戦争は知らないうちに始まる」に通底する。(高田)

http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2008120802000130.html
【コラム】筆洗 2008年12月8日

 「知識人」とはどういう人なのか。若者に尋ねられた加藤周一さんは、サルトルによる定義を紹介している。核兵器の実験室で働いているだけの人は知的技術者にすぎない。仕事の社会への影響、歴史的な意味を問い始めることで知識人になる、と。約五年前のことである▼翌年に作家の大江健三郎さんらと憲法九条を守るための『九条の会』を設立した。「戦後日本を代表する」「世界に通用する」といわれた知識人として、最後まで問おうとしたのは戦争のことだった ▼原点は先の大戦で友人が戦死したことにある。自伝的回想録『羊の歌』には<あれほど生きることを願っていた男が殺された>と記し<我にかえると、悲しみではなくて、抑え難い怒りを感じた>と続けている▼生きていればどんな人を愛したのか、どんな仕事をやり遂げたのか、どんな音楽を聴いたのか…。この思いはやがて、友人が戦後の日本に何を願ったのか、という自問に行き着いた▼戦争を許してはならない。これが答えだった。<羊のようにおとなしい沈黙をまもろうと考えたとき>に友人を思いだし、発言を続けたという▼六十七年前の今日、太平洋戦争が始まった。当時、医学生だった加藤さんも八十九歳となり、この世を去った。それでも知識人として、膨大な著作を残している。今なすべきことは何かの答えが詰まっていよう。

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