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許すな!憲法改悪・市民連絡会

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2008年11月14日 (金)

クーデター危ぶむ声も 前空幕長問題で自民幹部

自民党の中からもこうした危惧がでている。麻生首相はクーデターということではないと語ったが、この問題を軽視すべきではない。中馬史がいうように空自だけでなく、陸自、海自でもあり得ることだ。国会は徹底して追及すべきだ。そうした作業こそがシビリアンコントロールなのだ。
しかし、過日の田母神喚問も、昨日の麻生首相への質問も、なぜか、国会議員の追及は弱い。自民党の中に「玉上論文でなぜ悪い」問いなおる日本会議系議員がわんさといる以上、与党の質問がいい加減なのは当然だが、野党の攻め方も納得できない。民主党の攻め方には鋭さがまったくない。自民党の中馬議員程度の論戦が出来ないのは情けない。
あえて言うのだが、共産党の井上議員の質問も、頑張ってはいるが、講義のカリキュラムを「個人情報」のせいにして講師名すらあかさない防衛省との闘いが不十分ではないか。公務員としての自衛隊での講義カリキュラム、講師名をあかせないと言いつのる浜田防衛大臣にたいして、抗議しただけで矛を収めてしまった。断固として、審議を止めてでも闘うべきではなかったか。言論で争うと言うことは、そうした闘いを否定することではないはずだ。国会戦術があまりにも「自縄自縛」になってしまってはいないか。外交防衛委員会の委員長が「防衛相はおかしい」と言っているのだから、攻めようがあったはずだ。議論の仕方が、あまりにも品が良すぎるではないか。本欄の下段に採録した読売新聞のコラムが至極まともなことを言っている。ご一読を。
社民党の山内議員の質問は一本調子で、声高ではあるが、中身が甘い。こんな事では困るのだが。
野党はもっと院外のたたかいと結びついて、闘うことを重視すべきではないか。一斉に街頭に出て演説会をやるとか、集会をもっと組織するとか、工夫が必要だ。私たちの闘いも不十分なのではあるが。(高田)

http://www.47news.jp/CN/200811/CN2008111301000958.html
クーデター危ぶむ声も  前空幕長問題で自民幹部

 田母神俊雄前航空幕僚長が歴史認識に関する政府見解を否定する論文を公表した問題をめぐり13日、自民党の各派総会で、青年将校らがクーデターを企てた2・26事件などを引き合いに「シビリアンコントロール(文民統制)をしっかりしないといけない」と危ぶむ声が相次いだ。

 山崎派では、防衛庁長官も務めた山崎拓会長が「最高指揮官の麻生太郎首相が村山談話を踏襲すると言っている以上、現職自衛官が論難することは許されない。憲法秩序の中の自衛隊とわきまえてもらいたい」と批判。

 石原伸晃幹事長代理は「かつて世界恐慌が起き、政治不信を背景に青年将校が台頭した。金融恐慌の今、日本では若者が政治への不満を募らせている」と強調し、野田毅元自治相は「政治が緊張感を失っているのではないか」と指摘した。

 麻生派の中馬弘毅座長は「陸上や海上(自衛隊)は大丈夫か。だらしない政府はつぶせと首相官邸を取り囲み、放送局を占拠すれば一挙にクーデターとなる。2・26事件は青年将校だったが、今回は長だ」と訴えた。
2008/11/13 22:22   【共同通信】

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2008-11-14/2008111401_03_0.html
侵略美化 受講400人
田母神氏03年設置 自衛隊の幹部教育
井上議員質問

(写真)質問する井上哲士議員=13日、参院外交防衛委

 田母神俊雄前航空幕僚長が統合幕僚学校長時代に新設した「歴史観・国家観」講義を受講した幹部自衛官が約四百人に達することが十三日の参院外交防衛委員会で明らかになりました。日本共産党の井上哲士議員の追及に浜田靖一防衛相が答弁したもので、侵略戦争美化、憲法破壊の考え方を教え込む幹部教育が、隊内で大規模に進められていることがはっきりしました。

 講義が新設されたのは二〇〇三年度。田母神氏は十一日の同委員会で、自身が設けたことを井上氏に対し認めています。

 浜田防衛相は、その受講者数が、陸・海・空の自衛隊別にそれぞれ百四十人、百三十人、百二十人だと明らかにしました。

 井上氏が示した防衛省資料によると、同講座の「主要教育内容」は「現憲法及び教育基本法の問題点」や「大東亜戦争史観」などですが、講師の名前は黒塗りにされています。

 井上氏は、講師を務めたことを明らかにしている大正大学の福地惇教授(「新しい歴史教科書をつくる会」副会長)の講義内容が「満州事変・満州建国は日本の侵略ではない」「偽装歴史観に裏付けられた平和憲法=『GHQ占領憲法』」などであると指摘。「田母神氏が今回、論文で明らかにした中身が幹部教育で教えられている」と迫りました。

 麻生太郎首相は「(講義)内容を把握していない。お答えしようがない」と答弁。井上氏は、そうであれば、いっそう講師の氏名、講義内容の資料提出が必要だと求め、北沢俊美委員長(民主党)も「黒塗りで出すとは防衛省の見識を疑う。即刻明らかにすべきだ」と述べました。

 井上氏は「田母神氏は更迭されたが、第二、第三の田母神氏をつくる仕組みは残っている」と批判、幹部教育の全容を明らかにし、その是正を強く求めました。

http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20081113-OYT1T00347.htm

前空幕長論文で首相「長年、見過ごしてきたのは問題」

 参院外交防衛委員会は13日午前、昭和戦争などに関して田母神(たもがみ)俊雄・前航空幕僚長(3日付で定年退職)が政府見解に反する論文を発表して更迭された問題などに関する審議を行った。

 麻生首相は、田母神氏が2007年3月に空幕長に任命される以前から、航空自衛隊内で政府見解と異なる論文を寄稿していたとして、防衛省の監督体制に問題があったとの認識を示した。

 田母神氏は統合幕僚学校長当時の2004年、空自の隊内誌「鵬友」7月号に、「我が国は専守防衛を旨としているが、自衛隊の中にも相手国への攻撃について徹底的に考える人たちが必要だ」などと寄稿していたが、当時の防衛庁は論文内容を把握していなかった。

 この論文について、首相は「この論文が航空幕僚長になる前から出ていたことは極めて不適切だ」と語った。その上で、「長年、見過ごしてきたのは問題だ。隊員の監督、教育の在り方については万全を期す」と強調した。また、首相は、田母神氏が今回、部外に投稿した論文に関し、1995年の村山首相談話に照らして、「侵略がないというのであれば(村山談話と)全く正反対になる」と述べ、侵略を否定した記述が政府見解に反したとの考えを示した。

 田母神氏が「自衛官の言論を政府見解に沿って統制すべきではない」と主張したことについて、首相はこうした考え方を改めて否定。「空幕長となると、公の場で常識に違っていることや、政府見解と違った発言をすることは制限されざるを得ない。それがいやなら、任務に就くべきではない」と強調した。自民党の山本一太、民主党の藤田幸久両氏の質問に答えた。
(2008年11月13日12時45分  読売新聞)


http://www.yomiuri.co.jp/editorial/column2/news/20081114-OYT1T00466.htm

11月14日付 よみうり寸評

 戦後間もなくの墨塗り教科書でもあるまいに、田母神(たもがみ)俊雄前航空幕僚長問題で、防衛省が国会に提出した資料の黒塗りはおかしい◆「日本が侵略国家とは濡(ぬ)れ衣(ぎぬ)」などの論文で職を棒に振った田母神氏は過去にも同様、政府見解に反する論文を隊内誌に発表したり、統幕学校の校長を務めていた当時、「歴史観・国家観」の講義を新設したりしていた◆資料はその講義のリストで、講師名が黒塗りされていた。防衛省幹部を養成する講義の担当者を伏せる理由はないだろう◆「いかがわしい雰囲気を国民に与える。許し難い。明らかにするべきだ」と北沢参院外交防衛委員長。これがマル秘とは???◆立場をわきまえずに「言論の自由」を高言し、「いささかも間違っていない」という前航空幕僚長は危うい。麻生首相は、その主張を「不適切」と切り捨てた◆孔子は「軍を指揮するなら、だれとともにするか」と問われて「向こう見ずと一緒にはやれない」と答えている。思慮深い文民統制をゆるがせにしてはならない。
(2008年11月14日14時21分  読売新聞)

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