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許すな!憲法改悪・市民連絡会

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2008年11月27日 (木)

学習院大学名誉教授・藤竹暁 首相の「言葉の軽さ」得意の外交でも

本日の産経。期待した麻生がうまく仕事ができないことへの右派のいらだちである。(高田)
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/081127/plc0811270849007-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/081127/plc0811270849007-n2.htm
[【紙面批評】学習院大学名誉教授・藤竹暁 首相の「言葉の軽さ」得意の外交でも
2008.11.27 08:46

 麻生太郎首相の言葉の軽さについては、各紙の論調は一致している。悲しい現実である。首相の言葉がぶれていると、責任の所在があいまいになる。国民は首相がどう責任を取るつもりなのか、確信を持てなくなる。麻生首相に対する信頼の崩壊である。

 首相の言葉のぶれは、国民に日本の将来に不安感を抱かせる。われわれは100年に1度の経済危機に直面している。首相はこのことを何度も語り、「経済の麻生」が日本を救うと約束してきた。それだけに、裏切られたという気持ちは大きい。

 定額給付金の紛糾、それをめぐっての発言の迷走。さらに他の問題でも誤読や勘違い発言があり、一国の宰相とは思えない軽率さは各紙が大きく報じている。この点については、産経が11月22日の「主張」で、「指導者の自覚ある発言を」と論じたことだけを挙げておく。

 ここでは「経済の麻生」と対をなしている「外交の麻生」を考えたい。

 だが、その外交でも、麻生首相の自信をにじませた発言と、実際の結果との間には落差がみられる。リマで22、23の両日に開かれたアジア太平洋経済協力会議(APEC)の首脳会談に際しても、個別に行われた日中首脳会談でも、「中国に翻弄(ほんろう)された日本」と産経は24日に報じていた。前日23日の産経はブッシュ大統領との首脳会談について、2面で「日米で主導的役割 同盟強化など確認」と報じたが、4面では、「ブッシュ氏は21日にリマ入りするとすぐに中国の胡錦濤国家主席と会談したのに、日米首脳会談の日程は直前まで固まらなかった」と書き、「米側が中国重視姿勢に傾きつつあることをうかがわせた」と内幕を報じた。外交は表面を繕うことではない。成果が重要なのである。笑顔で会見する首相の写真に安心してはいられない。

 ワシントンで開催された緊急首脳会合(金融サミット)でも「わたしは具体的な提案を行い、それが首脳会談にも反映された」と麻生首相は「胸を張った」(17日産経)のだが、この記事は後段で「首相が意欲をみせていた金融サミットの第2回会合の日本開催を固めることはできなかった。…国民が外交の果実を肌で感じられなければ…」とクギを刺していた。外交でも首相の発言は軽かった。それは、政治から責任と信頼を失わせるだけである。麻生首相のざっくばらんさに親近感を感じ、信頼を寄せた国民の軽さの裏返しなのだろうか。(東京本社発行最終版による)

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