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2008年9月11日 (木)

自民総裁選:大連立構想を麻生、石破氏は否定

一部でささやかれている「大連立構想の再燃」である。次回総選挙で自公与党が過半数・辛勝などの場合の選択肢であろう。その場合の衆参両院の「ねじれ国会」の運営の一つの選択肢として論じられている。しかし、これは総選挙で争っておいて、選挙公約にない連立をやるなどというのでは民意の無視である。ねじれ大いに結構である。それで衆議院、参議院で議論をより積極的に展開すべきなのだ。大連立は「お化け」である。(高田健)
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080911k0000m010100000c.html
自民総裁選:大連立構想を麻生、石破氏は否定
自民党総裁選立候補者の共同会見で握手する右から石原伸晃元政調会長、小池百合子元防衛相、麻生太郎幹事長、石破茂前防衛相、与謝野馨経済財政担当相=自民党本部で2008年9月10日午後3時9分、須賀川理撮影

を 自民党総裁選は10日告示され、立候補を届け出た5人が共同記者会見に臨み、22日投開票に向けた選挙戦がスタートした。

 自民党内で「10月28日公示、11月9日投開票」の日程が有力になっている次期衆院選について、優位に立つ麻生太郎幹事長(67)は「景気対策、経済対策が争点」と指摘し、与謝野馨経済財政担当相(70)は補正予算案の成立後の衆院解散が望ましいとの考えを示した。民主党との大連立については、麻生氏と石破茂前防衛相(51)が否定したが、与謝野氏と石原伸晃元政調会長(51)、小池百合子元防衛相(56)は前向きな姿勢を示し、対応が割れた。

 大連立について麻生氏は「小選挙区制度では極めて難しい」と指摘。石破氏も「民意の無視で、全く理解できない。政策の根本が違う政党が組んで何になるのか」と真っ向から打ち消した。

 これに対し与謝野氏は「衆院選後も(衆参の)ねじれは残る。自民党の大事な宿題だ」と発言。石原氏は「政治的テクニックとして十分考えられる。次の首相は大連立も(含め)次のカードを切っていかなければ、ねじれは解消しない」と述べた。小池氏は「次の総選挙の勝ち方、負け方から政治のダイナミズムがさまざまな形で起きてくるだろう。政策方向が一致する政党が力を合わせるのも選択肢かもしれない」と語った。

 09年度から基礎年金の国庫負担を引き上げる政府方針については5人とも実行する考えを示した。ただ、財源確保のための消費税率引き上げに関しては、麻生氏が「景気が回復する前に上げるのはいかがなものか」と述べ、特別会計の剰余金を財源に充てる考えを示した。石原、小池両氏も当面の税率引き上げに否定的な見解を示したが、与謝野氏は「安定財源は消費税しかない」と述べ、増税の必要性を訴えた。与謝野氏はその後、民放のテレビ番組で「2015年ぐらいには(消費税率)10%の水準にいっていないと福祉は維持できない」と述べた。

 麻生氏は公明党の主張に同調して新テロ対策特別措置法の延長に一時消極的だったが、この日は「世界中がテロと戦っており、日本だけが撤収するわけにはいかない」と語った。【川上克己】

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