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2008年2月20日 (水)

雑記(28)上野の野宿者に魚を届けていた若い漁師・吉清君

イージス艦「あたご」が千葉の漁船に衝突し、載っていた漁民親子は依然行方不明である。一刻も早く救出されることを願うばかりだ。この事件で自衛隊に文句を言いたいことはMD問題を筆頭に、ヤマほどある。しかし、それはさておいて、この記事を紹介したい。
東京新聞で見つけた記事である。今も冷たい海の中にいる漁民の青年、吉清哲大くん(23歳)の素顔の紹介記事である。読んでいて思わず目頭が熱くなった。
詳しくは記事に譲るが、彼はここ4年ほど、年に3~4回、それぞれとろ箱30箱以上の鯖や鰯を「上野のホームレス支援に」と、自らトラックで届けていたのである。
戦争をする自衛艦からみれば、吉清君は数字の「1人」に過ぎないのかもしれない。しかし、その1人の中身はこんなにもやさしく、暖かく、夢にふくらんでいる。こんなすばらしい漁民の若者をいま寒い冬の海に放り出していることの罪の重さを、防衛相たる石破氏は考えることができないだろう。自分に報告が1時間以上遅れたことに文句をつけていたが、他人事ではない、それは石破氏が責任者をやっている防衛省のことなのだ。石破が言っているシビリアンコントロールとはこの程度のものなのだ。石破氏の責任は重い。もちろん、福田首相もだ。まさか、今回は「自衛隊、どうなっちゃっているんだろうね」などとはいうまい。
吉清君はいま父親とともに海中で苦闘している。家族が、漁師仲間が悲しんでいる。そして吉清君のトロ箱を待っていた上野の野宿者や支援者たちも悲しんでいるだろう。私も悲しい、くやしい。(高田)

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008022090071644.html
■上野のホームレス支援■

『お金じゃなく申し訳ない…魚どうぞ』

 「魚のあんちゃん、無事でいてくれ」-。「清徳丸」に乗っていた吉清哲大さんは、東京・上野公園のホームレスを支援するため、ここ四年ほど一年に三-四回、自分で取った魚を届けていた。「哲」「魚のあんちゃん」と慕うホームレスやボランティアたちはひたすら安否を気遣う。

 「お金や米でなくて申し訳ないが、この魚を役立ててほしい」

 ボランティアでホームレスを支援する東京都荒川区の「赤銀杏(ぎんなん)会」の石崎克雄会長(60)のもとに、哲大さんがそう言って現れたのは四年ほど前。以来しばしば、サバやイワシなどを詰めた発泡スチロールの箱をトラックで届けるようになった。一回に約三十箱に上った。調理師の免許を持つ石崎さんは連日、料理や弁当をつくり上野公園のホームレスに配っているが、「フライや煮魚にしたり。ありがたい限り」と話す。

 石崎さんは「哲は優しくてきっぷのいい若者。自分の家族みたいに接していた」と哲大さんの人柄を語る。料理の配達役も引き受けてくれ、「酒の席で『早く嫁さんもらえ』と言うと、いつも苦笑いを浮かべる」。

 笑顔を絶やさないが、仕事の話題になると表情がきりっと締まり、「おやじ(治夫さん)の後を継ぐけれど、もっと大きな船を買って仲間と一緒に漁に出たい」と夢を口にしたという。

 行方不明のニュースを見て、赤銀杏会の事務所にはホームレスの人たちから心配する電話が寄せられている。「ショックといら立ちで足が震えてくる。何とか無事でいてほしい」。石崎さんは、祈るような気持ちで救出を待っている。(藤浪繁雄)

(東京新聞・中日新聞)

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