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許すな!憲法改悪・市民連絡会

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2007年12月 5日 (水)

二世青嵐会?

安部政権の崩壊以来、この国の復古主義的右派が元気をなくしていることが各所で指摘されている。「冬の時代」到来といわんばかりの意気消沈ぶりは、筆者もたびたび言及してきた。
それは「改憲が遠のいたから安心だ」と言いたいのではない。
今回、起きた改憲政党・自民党の総裁の交替は、同党の改憲戦略の変更につながっていることを冷静に把握すべきだと考えるからである。
ただただ「改憲の危機が迫っている」という超一般的には正しいことを言っていればいいということではない。
安部前政権の改憲攻撃は、わが国の復古主義的改憲勢力の稚拙な政治戦略そのままであった。この勢力の蠢動を甘く見すぎるのは危険ではあるが、ある意味で私たちにとっても闘いやすい相手であった。この勢力のイデオロギーは戦後60年の憲法下で作られた民衆の意識には容易になじまない。そのためにはそれなりの長期戦略が必要であったはずだ。安部とその取り巻きには、そんなことができるような知恵はなかった。小泉元無責任首相に後継者として指名されただけで、有頂天になり、総選挙も経ていないのに、小泉が奇略で獲得した3分の2の議席に乗っかって、「いけいけどんどん」をやっただけであり、その結果、失敗した。
福田政権はその意味で安部より、ずっと手強い政治手法をとっている(というか、必然的に、この手法を強制されているのであるが)。
福田政権は、当面、自民党政権の延命を画策しつつ、解釈改憲をすすめ、しその過程で明文改憲の機会をうかがっていくのであろう。
ところで、以下の産経紙の記事が紹介するように、安部政権の残党が巻き返しをねらって旗揚げした。「HANAの会」と名乗るという話もあるが、まさに第二青嵐会だ。先の青嵐会よりもインパクトは小さいのは否めないが、あの青嵐会がなぜ、破綻したのか、この連中は深く考察することもできまい。ただ、わが国では、こうした連中が画策する土壌が依然として存在するということだ。
ゆめ侮るまい。(高田)

http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/071205/stt0712050202000-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/071205/stt0712050202000-n2.htm
2007.12.5 09:48
このニュースのトピックス:自民党
中川昭一・自民党元政調会長

 先の自民党総裁選で福田康夫首相に対抗した麻生太郎前幹事長、中川昭一元政調会長の動きが活発化している。中川氏は4日、派閥横断型の勉強会を発足。麻生氏は都内に副幹事長らを招集した。両氏は「福田政権を支える」と明言するが、背後に安倍晋三前首相の影がちらつき、3人の頭文字からとった「ANAライン」復活を想起させる。平沼赳夫元経産相(無所属)のHを加えて「HANA(花)の会」との呼び名も登場。政局の「台風の目」となる可能性もある。

 中川氏「ANAに平沼氏を加えて『HANAの会』ってどうですかね」

 麻生氏「おぉ! いい名じゃねえか…」

 中川氏「AHANではいまいちですかね…」

 麻生氏「アハ~ン? 何だ、そりゃ(笑い)」

 11月20日の衆院本会議で、中川氏は隣席の麻生氏に勉強会を旗揚げする考えを伝え、冗談交じりの会話をかわした。

 中川、麻生両氏は安倍政権下で結束を強め、「ANAライン」と呼ばれてきたが、福田政権で無役となった。ねじれ国会の中で反主流色は打ち出しにくく、「発言力を確保するには勉強会しかない」というのが中川氏の出した結論だった。

 4日昼、国会の憲政記念館で旗揚げした勉強会には衆参59議員が賛同し、30人が出席した。会長に就いた中川氏は「責任の重さを痛感している。自信と誇り、謙虚さを持って進んでいきたい」とあいさつし、安倍政権の「戦後レジームからの脱却」路線を継承する考えを表明。最高顧問となった平沼氏は「改革を唱えないと政治家ではないような風潮があるが、日本の文化や伝統を大切に守る姿勢が求められている」と述べた。
 勉強会の名称は未定だが、中川氏の父、中川一郎元農相らが昭和48年に結成したタカ派勉強会「青嵐会」と重ねる見方も広がり他派閥の締め付けも厳しくなってきた。

 町村派の中川秀直元幹事長は「政策の勉強は福田内閣を支えることが前提だ。そうでない動きをするなら派閥を出ていただくしかない」と明言。それでも町村派から萩生田光一副幹事長ら若手・中堅が勉強会に賛同したのは、安倍氏の強い意向を受けたからだ。

 一方、麻生氏は4日夜、東京・神楽坂の料亭に副幹事長ら十数人を集めた。自らが幹事長当時に肝いりで集めたメンバーに対する「慰労」が目的だが、現執行部には「挑発行為」に見えなくもない。中川氏が所属する伊吹派を率いる伊吹文明幹事長は一連の動きに「党の結束を乱さないようにやってもらえるなら勉強は大いに結構」と無関心を装ったが、内心は穏やかではないようだ。

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