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許すな!憲法改悪・市民連絡会

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2007年9月11日 (火)

85%という数字は撤回します

9月2日のこのブログで、朝生での江田議員の発言を紹介して、「テロ特措法、85%はイラク」という記事を書いた。その後、これは各方面で話題になったし、テロ特措法にすら違反して、イラク戦争支援に使われていること自体は事実だが、江田議員の85%という数字は必ずしも正確でなかったことを、同議員も認めた。
この件について、筆者の友人のYさんが教えてくれた指摘を以下、転載します。2日の記事は、このYさんの指摘と合わせてお読みください。(高田)
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(1)江田さんは、自分のサイトで、勘違いを認めているようです。
自衛隊が米軍に提供した艦船燃料のうち85パーセントはイラク戦争向け、という問題については、江田さんご自身が、ご自身のサイトで、以下のように発言を訂正しています。

●「ただ、この点は現在、むしろ私はこう考えている。この数字は、イラク、アフガン渾然一体となった総計の数字ではないかと。」(江田けんじ 今週の直言 9月3日)ですから、あまり85パーセントという数字を、歩かせない方がいいのではないでしょうか。

(2)日本政府は、海上自衛隊から補給を受けた米軍艦船がイラク戦争に参加していたことを03年当時に認めています。サイトやその他に、掲載するのであれば、こちらのほうが適切かな?と思いますので紹介します。(少し長いですが)

●以下赤旗さんより
2003年5月17日(土)「しんぶん赤旗」
海自補給艦 複数任務の米艦船に給油容認 
小泉議員の質問に 石破長官が答弁
 海上自衛隊の補給艦が、イラク戦争に参加していた米空母キティホーク機動部隊に間接給油を行っていた問題で、石破茂防衛庁長官は十五日の参院外交防衛委員会で、同部隊が「複数の任務を同時遂行することはありうる」と答弁。対テロ作戦のほかに、複数の任務を持つ同部隊への給油を容認しました。日本共産党の小泉親司議員に答えたもの。
 海自補給艦による給油は、テロ対策特措法にもとづき、アフガニスタンでの対テロ作戦に参加する軍隊に限定されています。しかし、イラク戦争から帰港したキティホーク艦長が海自から間接給油を受けたことを明らかにし、防衛庁も事実を認めました。
 小泉氏は、キティホーク機動部隊が間接給油を受けた二月二十五日前後には、同部隊が対テロ作戦以外に、イラク南部監視(サザン・ウオッチ)作戦や、イラク戦争の準備をっていたとする米海軍ホームページを示して、「テロ特措法に逸脱する行為だ」と追及。
 石破長官は事実を否定できず、「問題は(給油を受けた時点で)複数の任務のなかの何を遂行しているかだ」と開き直りました。
 小泉氏は、「イラク戦争の任務を受けていた米艦船への支援を認めたことは重大だ」と厳しく批判しました。

もと記事のアドレスはここ↓
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik2/2003-05-17/02_02.html

●この部分についての国会質疑
第156国会 参議院 外交防衛委員会 11号 15年 5月15日

○小泉親司君 大変私はこの点については、防衛庁長官の答弁というのは、結局、間接的に行ったかどうかは分からないんだということをおっしゃっているけれども、統幕議長の話というのは、明確に空母にこれは給油が行っているんだと、間接的に行っているんだとおっしゃっているんですよ。しかし、これは二月二十五日だから、これは当時アフガニスタンの戦争にキティーホークが参戦していたから、これはテロ特措法の問題外だという見解を言っておる。
 しかし、私は皆さんに今日お手元に資料をお配りしましたが、実際にこの二月の二十八日のアラビア海から発出したパーカー空母キティーホークの艦長のコメントでも、キティーホークは、単に二月二十五日の段階においても、単にアフガニスタンの不朽の自由作戦ばかりじゃなくて、イラクへのサザンウオッチ作戦をやっていたということを米海軍自体が証言しているわけです。公式のホームページの中で記述しているわけですが、防衛庁長官は、この二月二十五日の段階で空母キティーホークというのは単にアフガニスタンの戦争だけに参戦していたという認識なんですか、それともイラクのサザンウオッチ作戦という戦闘にも参加していた、こういう事実は、いかが御見解でございますか。

○国務大臣(石破茂君) それは、幾つか複数の任務を同時に遂行するということはございましょう。これ一つだけということではなくて、それは不朽の自由作戦あるいはサザンウオッチ、ノーザンウオッチ、いろんなものを、任務を同時に受けているということはあるのだと思います。つまり、同時に幾つかの任務を受け、その時点において、その中の何を遂行しているかということなんだと私は思います。だから、例えばサザンウオッチというものを受けている、したがって、この、私はキティーホークが給油を受けたということを申し上げているわけではありませんが、だから目的外なのだというようなことには私はならないと思います。

○小泉親司君 最後に一言。
 やはりこれはサザンウオッチ作戦にも使えるということを防衛庁長官はどうもお認めになっているようで、これはやはり私は重要だと思いますよ。こんな、イラクの準備作戦、軍事作戦にも使われたということを事実上私はお認めになったようなことだと思いますよ。その点を指摘して、私の質問を終わります
この部分のもとデータは↓の発言番号078からです。(国会図書館の検索サイトです)

http://kokkai.ndl.go.jp/cgi-bin/KENSAKU/swk_dispdoc.cgi?SESSION=23488&SAVED_RID=1&PAGE=0&POS=0&TOTAL=0&SRV_ID=8&DOC_ID=7349&DPAGE=1&DTOTAL=5&DPOS=3&SORT_DIR=1&SORT_TYPE=0&MODE=1&DMY=23820

これだけだとよく分からないかもしれませんが、
●03年の5月に、イラク侵攻に参戦した空母キティーホークとその随伴艦船が、母港の横須賀港に帰港しました。
●赤旗の記事
同司令官は記者から「海上自衛隊から給油は何回受けたのか」と聞かれましたが、それに対してキティーの艦長が、海上自衛隊の補給艦が、米海軍の補給艦に燃料を提供した、その補給艦からキティーは燃料を受け取ったと回答。
●そこで、海上自衛隊補給艦→米軍補給艦→キティーホークと間接的に燃料が渡り、キティーホークがその直後にイラク侵攻に参戦したため、国会でこうしたやり取りが行われました。
●それで、共産党や社民党からいろいろ質問を受けた石破長官は最後に、上記のように、 海自から間接補給を受けたキティーホークが複数任務に就いていたことを認めてしまったのです。
●当該の記事は、ここにあります↓
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik2/2003-05-18/04_01.html

それから、海自の燃料が、ソマリア戦にも使用されているのではないか?との疑惑も出てきていますね。
●赤旗の当該記事
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2007-09-06/2007090601_03_0.html

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