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許すな!憲法改悪・市民連絡会

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2007年6月26日 (火)

(雑記10)小田実さんの新著などのこと

4月27日、小田実さんを「九条の会」のKさんとともに西宮のご自宅に訪ねた。そのときに小田さんから、今度、6月にNHK出版から新書を出すよと聞いていた本が、このほど本屋に出た。
「中流の復興」という「NHK生活人新書」というシリーズの本である。帯には「日本の『中流』が世界を変える」とある。もうこれだけで物議を醸すかも知れない。しかし、とにかく読んでみて頂きたい。私も読み始めている。
出だしが面白い。小田さんはアレン・ネルソンが「実戦の中では音楽がない」といった話を紹介しながら、戦争をドラマやドキュメンタリーで見る場合、「臭いが伝わってこない」「実際の戦争には音楽はないが(鉄と死体の)臭いがある」という。なるほどと思った。これは本当の戦争を知った者が言える言葉だ。私は戦争末期に生まれ、この臭いを知らない。
友人の内田雅敏弁護士が「靖国問題Q&A」(出版・スペース伽耶)という本を出して、そのサブタイトルが「『特攻記念館』で涙を流すだけでよいのでしょうか」とある。これも特攻の実態を知らないままに、特攻を礼賛する安倍晋三首相のような考えへの痛烈な批判である。じつはこれも読み始めたばかりだ。
そしてもう一冊、読み始めているのが若い友人、ジャーナリストの志葉玲クンが書いた「たたかう!ジャーナリスト宣言~ボクの観た本当の戦争」(社会批評社)だ。最近のイラク戦争、レバノン戦争に取材して書きあげた本だ。
この3冊を同時に読みながら、これからの九条をめぐる攻防に思いをめぐらしている。
小田さんは、「あとがき」にかえて~友人への手紙から、の最後で、「できるかぎり、書きつづけていこうと思っています……ではおたがい、奇妙な言い方かも知れませんが、生きているかぎり、お元気で」と書いている。この小田さんの手紙を見て、西宮に駆けつけたのがこの小文の冒頭のところにつながる。(高田)

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